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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第465話】
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暮らしを見つめる布仏本音ですー」
――と、何処かのキャッチコピーみたいな台詞を言ったのほほんさんに対して、簪は突っ込みを入れる。
「金曜と土曜と日曜は……?」
「えー。 週末は休ませてよー、かんちゃんー」
等と甘えた声で告げるも、ぴしゃりと簪はのほほんさんに言った。
「三日は……休みすぎ……」
「そんなー。 ……ひーくんとデート出来ない〜」
「え? …………」
のほほんさんのデート発言に、何故かジトーっとした眼差しで見られる、居心地が悪く頬を指で掻いてるとのほほんさんが話題を逸らしてくれた。
「さてと、かんちゃんー、どこからやっちゃうー? 機体のシステム最適化しようか〜? それとも火気管制システムのサポ〜?」
「火気管制システムは、私じゃないと無理……。 制動システムも私がやるから……本音は――」
「シールドエネルギーの出力調整だねー。 りょうかいなのだっ」
言ってから僅かに体を左斜めに傾け、垂れた袖で敬礼をするのほほんさん。
この姿と今の言葉が何処か俺にはツボにハマり、可愛く見える。
「き、聞いて……。 装甲のチェック、して……」
そんなのほほんさんに毒気を抜かれた簪、改めてやってもらいたい箇所の指示を送ると直ぐ様――。
「えへへ、わかりましたぁ」
見るもの全員癒す――は言い過ぎかもしれないが、そんな笑顔でのほほんさんは応えると早速作業に取り掛かる。
軽くため息を吐く簪を見てると――。
「な、何……見てるの……」
「ん? いや、何だか簪ものほほんさんと絡むと振り回されるんだなって。 そう思って見てただけさ、これがな」
「……。 じ、ジロジロ、見ないでよ……ばか、きらぃ……」
「ははっ、それは悪かったな。 ……結構いい傾向だな」
誰に聞かせる訳でもない呟き、のほほんさんと絡んでから色々な彼女の姿が見れたのは有りがたいかもしれない。
作業に取り掛かる二人のサポートをするため、俺も体を動かし始めた。
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