第二話
V
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結局のところ、これもまたいつもの事と言わんばかりで、中でもシズは「馬鹿に構っとったら長生き出来ん。」とまで言い、帰った二人を苦笑させた。それもまぁ、年の功と言ったところで、皆は笑って食事の席へとついたのだった。
食事を終えて暫くすると、瑶子は大崎と鈴野夜の二人と一緒に庭で花火を楽しんだ。
それらは他愛ないものだったが、やはり無理をしている感は拭えない。孝もやはり気が気でないようで、それを無理に押し隠している風だ。隣に座るシズと明子も同様であった。
鈴野夜はどうすべきか考えたが、既にあることに気付いており、どうなるかなど分かりきっていたのだ。
ただ、今はこのささやかな平安を皆と共に分かつだけだった。
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