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詩集「棘」
unstable world

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雷鳴が響く 稲妻が光る
それは小さな春の嵐
ぼんやりと窓から眺める僕
君は今…何をしているのだろう?

なぜこうも胸が痛むの?
どうしてこんなに心が軋むの…?
答えてくれる者はいない…

unstable world 揺れ動く
叶わぬ想いのその上で
君を想う その刹那
脆く崩れて 沈みゆくだけ…


暁に浮かぶ 淡い月影
一人立つ朝霧の中
この幽かな景色に君を強く想う
僕は今…どうなりたいのだろう?

どうしても君を忘れられない
山並から眩い光が射し込み
僕は光に手を翳した…

unstable world 交叉しない
君との時のその上で
僕の想い その心…
儚く砕け 散って逝くだけ…

ねぇ…ここへ桜咲く頃…

  君に会いたい…




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