21
[8]前話 [2]次話
永遠の
無きにし今を
君と共に
過ごせぬ我は
侘びしたりける
永遠のないこの世にあって、今という刹那を彼と共に過ごすことも叶わない…。
愛も得られない…時も過ごせない…そんな私に意味なぞない。
ただただ…侘しいばかりの毎日だ…。
われ思う
心もなきや
沈丁花
香りし君ぞ
たれを想うや
不意に沈丁花の香りが鼻を擽る。そんな春の香りに、君への想いが溢れだした。
君は…誰かを想っているのだろうか?私のことは想ってはくれないのだろうか…?
そんな風にさせた憎い沈丁花…お前には私を思う心はないのだろう。彼と同じように…。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ