暁 〜小説投稿サイト〜
ワンピースの世界に
8話
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時だ、行け!!!」

「・・・・・・わかった。ありがとう。お前ら・・・出航だ!!!」

「「「はい」」」

帆を張り、徐々に船が沈み始めると・・・ドンっとでかい音が鳴り響いた。

(軍艦からの砲撃か・・・させるかよ)

カイトが腕を横に振ると、腕から雷が飛び砲弾を撃ち墜とした。

「おどれ、能力者か」

赤犬は体をマグマに変え、カイトも拳を構える。

「ああ、ゴロゴロの実の雷人間だ」

「海軍入りを蹴る時点で、悪に近いと思うとったが・・・やっぱりそうじゃったのぅ」

「そうか?・・・俺から見たら『天竜人』みたいなゴミに尻尾を振ってる、お前らの方が悪だと思うけどな」

「世界の理も知らんガキが、大口を叩くのぅ」

「帰ったら、その理も調べてみるさ。エース達も行ったし、もうここに用はない」

「そんなこと気にせんでええわい、ここで消えろ」

「やってみろ!!」

カイトと赤犬は同時に動き、拳同士がぶつかると・・・衝撃波が二人を中心に広がっていく。

「チッ」

「クソガキがぁ」

一度距離を取り・・・

「剃」

赤犬の背後に回り込むと、蹴りを放つ。・・・これは避けられ、裏拳でカイトの顔を狙ってくるがガードして後方に飛び距離をとった。

「チッ・・・ちょこまかと鬱陶しいのぅ」

「素直に帰れば、俺も助かるんだけどな」

「お前を始末したら、帰るわい」

(陸には赤犬と海兵、海には軍艦が3隻か・・・砲弾撃たれてもめんどくさいから、先に沈めるか)

「考え事とは、余裕じゃのぅ・・・大噴火」

赤犬が腕の部分をマグマのように煮えたぎらせてから、カイトに向かって拳を繰り出し巨大なマグマの塊を放ってきた。

(流石にこれは受け止めたら、大変なことになるな)

「剃」

向かってくる、巨大なマグマの塊を交わして・・・

「5000万V万雷」

軍艦に向かって無数の落雷を放つと、火薬に引火したのか主砲の辺りが爆発した。

(これで砲撃はなくなるだろう)

「おどれ、クソガキが・・・」

「砲撃なんかしてくるからだ、俺に構うより救出に行ったほうが良いんじゃないか?」

「お前を始末してからで十分じゃ」

そう言って赤犬が、殴りかかってきた。

「紙絵」

赤犬の拳を避け、隙を狙い

「獣厳」

赤犬の顔を殴りつけた。

「グォッ」

数メートルほど吹き飛ぶ赤犬、それに追いつき手をかざして

「1000万V放電」

「ガアアァァァァァ」

(この辺でいいだろう)

「じゃあな、海軍」

そう言って、その場を離れた。・・・後ろから赤犬の声が響く

「あの悪を逃がすな!!!ここで始末するんじゃ!
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