8話
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でたみたいだな」
「ちょっと飲みすぎたかも」
「フフ・・・お水持ってくるわね」
「ありがとう」
「師匠、エースはどうだった?」
「エースか・・・血は争えんと言ったところかな。色々話してみると、昔のアイツを思い出したよ」
「そうか、ならいいんだ」
「はい、どうぞ」
シャッキーが水を持ってきてくれた。
「ありがとう」
水を一気の飲みほし、シャッキーの出してくれた朝食を食べていると、電伝虫が鳴り出した。
「もしもし」
「カイトか?」
「ああ、珍しいな。じいさんがかけるって」
「・・・・・・・・・・」
「で、一体何?」
「サカズキがシャボンディに向かった」
「なにっ!?」
「ワシが言えるのは、これだけじゃ」
「わかった」
電伝虫を切ると刀を手に取り、店から飛び出した。
見聞色の覇気で見ると、離れた場所でエースが戦っているのが見えた。
(エースと赤犬の相性の悪さはわかってる、間に合えよ)
その場所まで、全速力で駆けていく。
「グッ・・・クソが」
「「「エース船長」」」
「もう諦めんかい、お前じゃワシには勝てん」
膝をつくエースの前に海軍の『最高戦力』大将・赤犬が立っていた。
「ワシが出てきた以上、お前はここまでじゃ」
サカズキが拳を握ると、ボコボコと腕が沸騰してマグマに変わる。
殴りかかるサカズキの拳を交わして、距離をとり
「火拳」
エースの腕から炎が走り、サカズキに直撃する。
「ハァハァ・・・効かねぇのか」
「いい加減に、諦めんかい」
サカズキの拳がエースに向かって、振り下ろされた。
「「「船長」」」
ギィン!!
エースに当たる直前で、カイトの刀がサカズキの拳を止めていた。
「ギリギリだったけど、間に合ったな」
「カ、カイト」
「おどれ・・・賞金稼ぎが、なんのつもりじゃあ」
「弟の出航を見送りに来たんだよ」
「弟じゃと」
「ああ、だから邪魔するな。赤犬」
「邪魔なんは、おどれじゃ」
(先にエースを逃がしたほうがいいな)
カイトはエースの上着を掴むと、船に向けて投げた。
「ウワァァァァァァァ」
甲板に直撃寸前で、船員にキャッチされた。
「船長、怪我はないですか?」
「俺は大丈夫だ。・・・カイト」
「エース、ここは俺に任せてさっさと行け」
「な、何言ってんだ。出来るわけないだろう」
「エース!!!昨日言ったことは覚えてるか?」
「えっ?」
「先にいけ、俺達はあとで行く・・・だ」
「あ、ああ」
「今はお前が出航する
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