Life1 勉強会と考察会
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まぁ、中には神滅具なんてものもありますから、これも英霊と同じように強弱が有りますがね」
「あー、知ってるよ。この間戦ったヴァ―リ・ルシファーや、一誠の神器なんかもそうだからな。それにしてもフザケタ呼び方だな、別の平行世界だから仕方がないが・・・な」
士郎の中の剣の丘にも突き刺さっている、イエス・キリストの処刑時にも使われた神殺しの槍。
宝具による真名解放時には、確かに士郎も『神殺しの聖槍』と唱えるが、ロンギヌスとはもともとイエスの処刑時の処刑人の名前。――――だが実際の所、聖槍の名をロンギヌスと勘違いする者が多数だ。
「そこは別に良いでしょう。所詮は区別するためのものに過ぎませんし・・・。私が言いたいのは、その神秘の塊の力を引き出せるのは契約者の成長時の力量だと言う事ですね」
「それ位も理解しているさ。・・・って、契約者?」
「仮称ですよ。聖書の神のシステムによって、人間の血を引く者達にランダムで転送されると言う神器。仮にも神からの贈り物ですからね、祝福の様なモノでしょうし、呪いでは無く無理矢理かつ一方的に契約させているんでしょう。本来であれば、それを呪いと言うのですが」
一方的かつ押しつけの善意など、自覚ある悪意よりも性質が悪い。前提が善意であるために頑固であれば罪悪感など微塵も生まれないのだから。
そのおかげで、一誠とアーシアは堕天使に殺された上で、椿姫も迫害されたのだから。
そう言う側面もあって、聖書の神は違う宗教観や神話体系からすれば邪神悪神の類と見做されているのだから。
まぁ、ある神話体系から他の神話体系の敵視感もあって、邪神呼ばわりなぞ珍しくも無い。
「――――と言う事は、もしかして・・・」
「はい、士郎の投影での宝具『破戒すべき全ての符』で、転生悪魔としての契約だけでは無く神器の契約もまとめて破戒してしまうでしょうから、気を付けて下さいね」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「とは言え、士郎がコカビエルとヴァ―リ・ルシファーを圧倒で来たのは一重に士郎自身の実力もあるからだと思いますがね」
「それはいくらなんでも買いかぶり過ぎるぞ?フィリップ」
フィリップの言葉を真顔で否定する士郎。
「買いかぶりなモノですか!以前から申し上げて居る様に、士郎は謙遜が過ぎますよ」
そこで今まで黙って聞いていたケイローン――――ケインが、口を挿む。
「ケインまで・・・・・・」
いくらなんでも大げさすぎではないかと思う士郎。
「士郎は既に十分人の身で、英霊と背中を任せられる位の強さ
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