Life1 勉強会と考察会
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は無いが知っているだけだ。ギャスパーも木場も、既に藤村邸の家族同然に扱われているからな!」
そう、駒王協定締結から次の日の放課後には3人の藤村邸へ住むことが許されたのだ。
それならば善は急げと言う事で、直にでも荷物を魔術魔法の転移により送ろうとした。
しかし、士郎が家族への魔術などによる催眠などを嫌っていたため、荷物の移送なども含めた引越し等は休日にした方が良いと言う事に成ったのだが、切嗣が勝手に手配した業者の手により更に次の日の放課後には完全に荷物運びが宛がわれた部屋へ済んでいた。
あの日からまだ2日、3日しか経過していないと言うのに、すでに家族同然状態に扱われるとは恐れ入る。
ひとえに、アイリスフィール・フォン・アインツベルンの子供へ注ぐ愛情の深さによるであろう。
「それで、如何いう事なのかしら?」
「――――あの日、木場の提案した本音についてだ」
「本音?あー、士郎の強さについてだったわよね?」
「そうだ、その件で今日から士郎さんのトレーニングに同行したんだ木場は。私は止す様に勧めたんだが、大げさすぎるんじゃないかと言われて結局付いて往ったんだ、アイツは・・・」
何とも言えないよう顔をしたゼノヴィアに、今も直震え続けているギャスパー以外の5人は首を傾げる。
木場祐斗は、リアス・グレモリー眷属内で速度も体力も総合的面でも現段階では一番強い。
それにもかかわらず、そんな兵にいくら強いっていっても人間である士朗の基礎れんに同行することを止めるというのは、祐斗と同じく大げさすぎるんじゃないかと思った様だ。
そんな5人に、未だに震え上がっているギャスパーがあるプリントを渡した。
「ギャスパー、これは?」
「し、しししし、しし士朗さんの・・・訓練メニューですぅぅぅ!!」
「へー、これが?だけど思ったより軽いメニューだな、一週間でこなす量としては」
「ホントですわね。これがどうかしたのかしら?ギャスパー君」
渡されたプリントをゼノヴィア以外の5人が覗き込んでいるが、未だにしっくりきていない様だ。
そこで事情を知っているゼノヴィアも覗き込んでから5人に向けて言う。
「違う・・・一週間分じゃないぞ、それは」
「一週間分の量じゃないと言う事は一日分の量って事?これなら確かにハードな訓練だと言「違う」・・・え?」
「これは今日の朝の一時間分の量だ」
『・・・・・・え・・・・・・・・・・・・・・・ぇぇぇえええええええ!!?』
ゼノヴィアの爆弾発言により、ギャスパーは変わらず震え続けており、それ以外の5人は鳩に豆鉄砲――――では無く、鷹にマシンガンを撃たれたかのように驚いていた。
「う、嘘でしょ!?」
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