第21話 黒の剣士、家族と語る
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何故か上空から落下中だった…
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
「なん…………ぁ………ぁ………ぁ……っ……!」
何か知り合いの声を聞いた気がするがこっちはそれどころじゃなかった。
「イデッ!」
尻を打ったが何とか無事にALOに到着した……あの高さから落ちてよく尻打った程度で済んだな。まぁそんな事より俺はこの世界の状況としてメニュー画面を開くと見覚えのあるステータスがあった。それもSAO時代に俺が鍛え上げたステータスだった…アイテムメニューを見ると文字化けがほとんどだった。だけど僅かな可能性に賭けて“あるアイテム”を探し続け、最後の一覧に確かに存在した…
MHCP-001
すぐにこのアイテムにタッチした瞬間、雫の形をしたアイテムが輝きだし、その光が人の形に変わっていく。そして俺はこのアイテムに…いや、この子に声をかけた
「俺だ。わかるか?ユイ…」
すると今まで目を閉じてた俺とアスナの娘…ユイが目を開き、涙を流した
「また、会えましたね…パパ……」
「ユイ!」
「パパ…パパァ……!」
飛び込んできたユイを俺は優しく抱きしめ、もう会えないかと思っていた愛娘と再会できた歓びを胸に思わずこの言葉を呟いた
「奇跡って…あるんだな…」
俺とユイの感動の再会の余韻に浸っていると、林の向こうで何か争う音が聞こえたので行ってみることにした
ちなみに目的地に着く間ユイの指導の下、フラフラと情けない飛び方で駆け付けたのだが
そこにいたのは金髪の妖精…シルフのプレイヤーが全身赤い鎧をまとった3人の妖精…恐らくサラマンダーのプレイヤーに囲まれていた。あのシルフは恐らくリーファなんだろうけど、俺は即座にサラマンダー2人を斬り捨て、残り一人に“アンタも戦う?”と聞くが、アッサリと降参し、退散してくれたところでシルフのプレイヤーと合流し、まず確認をした
「えーと、リーファ…だよな?」
「そっちはお兄ちゃん…だよね?」
なにか色々とアクシデントがあったが、当初の予定通り合流することが出来たところでさてどうするか話し合おうとした所で
「ぜい…ぜい…ぜい…」
後ろから息切れを起こした声が聞こえてきたので振り返ってみるとそこにいたのは戦友によく似たサラマンダーが約一名、肩で息をしているほど疲労していた
そして俺達はサラマンダー、いや…タカトラと合流し、アイツの説得で俺は一人ではなく仲間を頼る道を選んだ。その為に俺達は、
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