心を閉ざす少年
襲撃の刻
[1/2]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
「えーと・・・今日から1年2組に入った柏木 零(かしわぎ ぜろ)さんです・・・」
真耶は驚きのあまり、普段のおろおろが無い。
「今日からよろしくお願いします!!」
「うむ、威勢が良いな・・・その威勢でぜひ彼の隣に行ってほしいのだが・・・」
千冬は驚いている様子がなく、ニヤニヤしながらあろうことか零を彼方の隣の席に座らせた。
「よろしくお願いしますね!!ご主人様!!」
{・・・なんでこうなるんでしょうか・・・}
そう思い、彼方は無視したが・・・
「ご・しゅ・じ・ん・さ・ま・?」
耳下でゆっくりと囁かれる・・・前に耳に近づかれたことでブルブルと身体を小刻みに揺らす彼方
「な、なにしてるんですかぁ・・・・」
何時もの彼方とは思えない弱弱しい声で反論を上げた彼方・・・それが悪かったのだろう
「キャーー!!柏木君可愛い!!!」
「もっと良い声聞かせて!!」
彼方は真っ赤に顔を染めて、早く時間が過ぎるのを祈った
〜昼食〜
「ご主人様〜さっきは悪かったですよ〜」
彼方は当然怒っていた。小走りしながら零から逃げていると、
「お〜い彼方、一緒に食べようぜ!!」
「・・・分かりました」
一夏に呼ばれ、少し機嫌を戻したのか、零に向かって、くいっ と手を振った。
・・・しかし、さっき喧嘩したばかりの鈴が居た。
「なに?さっきの嫌なやつじゃない。さっさと何処かへいってくれない。私、一夏と話してるんだけど?」
「・・・言われなくても。負け犬にキャンキャン吠えてどうということはありませんが、面倒なのでここは引きましょう・・・行きますよ、零」
「は、はい!!ご主人様。」
「すみません。」そう彼方は一夏に言い残すと、零がお辞儀しているのにも関わらずスタスタと歩いていった。
「・・・なんなのよ!!あいつ!!」
{鈴はご立腹だな・・・}
鈴と彼方はそして・・・
〜クラス代表戦〜
「一夏君、覚えておいてください。あなたは強い。自分に自信を・・・もっと、強い意志を・・・そうすれば、勝とうする君の意志に反応してISも答えてくれるはずです」
「ああ・・・ありがとうな、彼方。・・・それじゃ、行って来る」
「行ってらっしゃい。待ってますからね?」
そういうと、一夏はピットを飛び出した・・・
〜試合中、管制塔にて〜
そこでは、真耶、千冬、箒、セシリア、彼方の五人が試合を見守っていた。
「一夏は凄い成長したな・・・昨日までしっかりしてなかったのに・・・」
そう、一夏は昨日まで、チンプンカンプンというような様子だったのだが、
「まったく違いますわね・・・」
戦いは両者譲らなかった・・・そして、二人がぶつかりあおうとしていた・・・そのとき、
レーザーが遮断シールドを突き破った
「織斑君!!すぐにピットに戻ってください!!」
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ