暁 〜小説投稿サイト〜
月に登った三人
2部分:第二章
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
が何を言っていやがる、といった顔を見せた。言うまでもなくソ連は共産主義国家だ。共産主義は宗教を否定している。これは表向きは宗教はまやかしだというのだがその実際は違っている。共産主義以外の考えを認めていないだけである。これが共産主義というものの実態だ。なおこれはフランス革命のジャコバンからはじまっている。共産主義は今ではナチズムと同一視されそのルーツも言われているがそれはジャコバンである。ナチスもソ連も二十世紀に復活したジャコバン派だったというわけである。
「何処までもいけ好かない奴等だ。だから奴等のいない場所に行こうぜ」
「じゃあ何処だ、そこは」
 クリストフが問う。
「ここから出られないのに」
「上にでも行くか」 
 酒に酔ったついでに思いついて述べた。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ