【ゼロの使い魔】編
057―Ex. ちょっとした閑話集
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それはまた別のお話。
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ケース02:ヴァリエール家が長女の焦燥
ヴァリエール家が長女──エレオノール・アルベティーヌ・ル・ブラン・ド・ラ・ブロワ・ド・ラ・ヴァリエールは憔悴していた。……それはひとえに──口さがなに≪ちびルイズ≫と揶揄していた末の妹に先を超されたからだった。主に恋愛的な意味で。
……次の始祖の降臨祭に、ヴァリエールへと帰郷する≠ニの先触れが有った。エレオノールはよく知らないが、ルイズのお相手は今やクルデンホルフ家を抑えての新興国として名高い──あの<qラガ公国の国王らしい。……しかもその国王が中の妹──カトレアの病を治したともヴァリエール公爵から聞き及んでいた。
……ちなみにそのカトレアは、かつての思い人≠振り切り──とある伯爵家の次男と、何やら良い雰囲気になっている模様。……それがまたエレオノールの憔悴具合に拍車を掛ける一端となっていた。
閑話休題。
「見てなさい、ルイズ…。私も絶対に良い男性に巡り逢ってみせるからっ」
エレオノールに春はまだ遠そうだった。
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ケース03:ティファニア&マチルダの愉快な食堂
ティファニアは、アルビオンからヒラガ公国に生活の拠点を移していた。……少し前、才人がやらかして──もとい、他種族間との隔意や敵意≠取っ払ってあるので、ティファニアは胸を張って街道を歩ける様になっていた。
ヒラガ公国ではサイトの懐刀となったマチルダや、アルビオンから一緒に移住してきた孤児達と共に定食屋を経営していて、ティファニアの容姿──と、とある一部≠ェ凄い事もあって、サイトの口利き≠烽り──ティファニアの店は連日賑わっている。
「レイ〜、このお料理、3番テーブルに持って行って〜」
「はーい!」
……今日も今日とて、ティファニアとマチルダの店からは笑顔が絶えない。
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ケース04:騎士<Aリス・ファウストラル
「はぁっ!」
「………甘い」
ヒラガ公国が魔法衛士隊の育成校の鍛練場。シャルロット・エレーヌ・オルレアン──アリス・ファウストラルは後進の育成をしていた。アリスはタバサ≠ナあった時の経験を活かして──というよりは、その経験をその身で以て後進へと伝授していた。
「………今日はここまで」
「はい! ご指導ご鞭撻の程、ありがとうございました! ……騎士アリスに敬礼!」
「「「ご指導ご鞭撻の程、ありがとうございました!」」」
リーダー格の青年がアリスに敬礼すると、他の生徒達も敬礼する。……そして鍛練場か出ていってアリス1人──と使い魔(
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