【ゼロの使い魔】編
057―Ex. ちょっとした閑話集
[4/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
の毛が赤いという訳ではなく…寧ろハルケギニアでは余り見ない黒髪だった。赤い≠ニ云うのもあくまでもイメージの話。
……馴れ初め──と云うのも大仰な、腐敗した貴族が跋扈しているトリステインではわりとよくある話で、店の場所代≠楯に迫って来た強姦魔(貴族)から助けて貰っただけだ。……だがあの時からその少年──サイト・ヒラガから迸る鮮烈な赤いオーラを目の当たりにした時から、その彼から目を逸らせなくなっていた。……今に思えば、あれが一目惚れ≠セったのだろう。
その後は行き場に困っていたサイトを【バレッタ薬剤店】に雇ったり、私の名≠伝えたりした。……情を交わし合ったりもしたか。
(……4属性スクエア・クラスって…)
サイトは乾いた砂の如く私の──バレッタさん仕込みの知識を吸収していき、魔法の腕は直ぐ様私を抜いていった。
「そういえばアニーは元気かな。……エリィお姉ちゃん≠ヘ元気にやってるよ」
風の噂で聞いた事だ妹──アニーは、実家の近くに住んでいた、アレックスと云う少年と婚約してもうすぐ挙式間近だったと聞いている。
その想い≠ェ、もう永に届く事が無くなったという事も知らずに私──エリザベス・ウェルキンは、同じ双月を見ているであろう愛しい妹へと、想いを馳せるのだった。。
SIDE END
<他の人達のあれそれ…>
SIDE OTHER
ケース01:名探偵イザベラ
ガリア国王──父親達がやっていた対ロマリア大戦≠フ終結──ならびに、その結果に喜悦の念を抱いていた。……イザベラが一方的に劣等感を持っていた従姉妹であるシャルロットの──否、オルレアン親子の訃報で気が沈んでいたので、ロマリア陥落≠フ報は沈んでいた気分には良いスパイスとなった。
「……でも、どうして今≠セったのかな…?」
……オルレアン邸は、オルレアン夫人の乱心によって火が放たれたと聞いている。……しかし、イザベラはあまりにも出来すぎて≠「る状態に納得がいかなかった。……イザベラ自らが検分した邸宅の跡地から察する炎の勢いを診るに、都合良く<Iルレアン夫人だと推定出来る遺体が発見されるのはおかしかった。
「……調べてみようか」
そうしてイザベラは小飼いの密偵を動かす事にした。
……それからイザベラは父親を酒の席で酔っ払わせたりしながら──シャルロット・エレーヌ・オルレアン=アリス・ファウストラル≠ノ辿り着いたり、ジョゼフが孤児院より連れて来たシャルロットの生き写しの様な──自国では禁忌とされといた、シャルロットの双子の妹である少女──ジョゼットを猫可愛がりしたりするのだが…
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ