イレギュラーな試合 後編
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避け、がら空きになった背後からビームを浴びせかかる。
一刻も早く助けないと!
ボーデヴィッヒはやつの胸元にいるはずだ。なら、それ以外のところを全て撃ち抜く!!
「乱れ撃つっ!!」
やつの顔面、両肩、両足を撃ち抜く。
「ハァッ!」
最後に、胴だけになったやつの体をピストルビットの下部に取り付けられたブレードで切り裂いた。
中から現れるボーデヴィッヒを抱え、着地すると同時に、トランザムが修了する
「……ふぅ、よかったよかった」
気絶しているボーデヴィッヒを抱えた俺は一人、そんなことを呟いていた
「大浴場……ですか?」
「はい。 今日から、解禁ですよっ♪」
ボーデヴィッヒを保健室へ運んだ俺は後を織斑先生に任せ、寮への帰路へついていた。
その途中で山田先生に呼ばれて伝えられたのが、男子の大浴場が使えるようになったということだった。
「織斑君とデュノア君にも伝えています。 今日はいろいろありましたから、ゆっくり疲れを取ってくださいね」
それじゃあと去っていく山田先生の後ろ姿を見送りながら、そういえば、一夏とシャルルが一緒に風呂に入るんだっけ、と思い出しつつ部屋に戻る。
大浴場で風呂でもいいが、今日はそれよりも早く寝たい気持ちの方が強いため、さっさとシャワーを浴びて寝ることにする。
どうも、トランザムが終わった辺りから眠気が強くなっているような気がするが、そのへんは加賀さんに聞くのが一番だろう。
というわけで、今日はお休みだ
起きると、筋肉痛だった。あと、怠い
ベッドから動くのも辛かったが、なんとか制服に着替える
これもトランザムの影響なのか、と思ったため、早速加賀さんに電話する。
結果、やっぱり、トランザムのせいだった。
もともと、二十メートル近くあるガンダムが使うものを、ISサイズで使っているのだ。
知らんうちに体に負担がかかっていたようだ。
それに、この学園に来てもうすでに三回も使用している。
それは使いすぎですよ、と加賀さんにも呆れられた。
だって仕方ないじゃん。 まぁ今回のことは反省してるけど。
とにかく、注意するようにと言われ了解と返事を返しておく。
『あ、中君。 クアンタ、もうすぐ完成だよ』
「あ、本当ですか? 」
『ああ。 こっちに戻って来たときに一度乗ってみるといい』
「マジっすか!?」
叫んだら、身体中に響いた。結構痛い
そのまま加賀さんとの会話を終了し、痛む身体に鞭打って食堂で朝食を済ませると教室に向かった。
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