イレギュラーな試合 後編
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、第三世代サバーニャ。
その光は今もなお消えてはいない。
「ですが、見て分かるほど、御堂君のISの性能が上がっています。 特に速度ですね。 瞬時加速のようなものなのでしょうか?」
「だが、あれは瞬間の速度をあげるものだ。 御堂のように常時発動するものではない。 それに、注目するところはまだある」
「……BT兵器、ですね…」
御堂の周りに展開されている二十八基のBT兵器。
その全てを操作し、尚且つオルコットのように集中のため止まることがない
「……いったい、何がどうなっているんだ、あいつは」
赤い光に包まれた少年を、織斑千冬はモニター越しに見ているのだった
「いけっ!!」
ピストルビットに指示をだし、一夏とシャルルに半分ずつ向かわせる。
それと同時に、俺は後ろに下がり、前に出てきたらボーデヴィッヒに任せる。
それが作戦。実にシンプル
時折ワイヤーブレードやレールカノンを放つボーデヴィッヒだが、そこは俺が上手くビットを動かして当たらないようにしている
実力者のシャルルが合間を狙って俺やボーデヴィッヒを狙うが、その攻撃は全てホルスタービットに阻まれる。フハハハ! もはや俺達は無敵ぃ!!
「シャルル!! このままじゃ不味いぞ!」
一夏の叫びに、シャルルも分かっていると頷いた。
動くか!
突如シャルルが急上昇。 その身にビームを受けるが、気にせずに空を駆けた。
ビットを分散させてる分、抜け道ができていたかっ!
「ボーデヴィッヒ!!」
「指図するなと言っている!!」
俺が呼ぶ前にはすでにシャルルを追っていたボーデヴィッヒ。
だが、ボーデヴィッヒが飛んだそのすぐ後、一夏のやつも加速し、空へと飛び上がった。
瞬時加速かっ!
「このっ! 逃がすかよ!」
幸いにも、シャルルにはボーデヴィッヒがついている。 そう判断した俺はシャルルに回していたピストルビットを一夏の方へと戻した。
「ボーデヴィッヒ! シャルルのやつをAICで止めておいてくれ! 一夏を先に落とす!」
「黙れ! あの男は私が落とす! 貴様は邪魔をするな!!」
こんなところでそれを言うのかこいつは!?
ボーデヴィッヒが一夏のもとへ急降下を始めた。
ビットもボーデヴィッヒもいない。そうなれば、シャルルは当然フリーになるわけで……
「くそ! 俺も出る!」
一夏に回していたビットを全て回収し、二基だけ両手に持つと、俺はシャルルに迫る。
トランザム中のサバーニャだ。 残像を残しながら飛ぶサバーニャは瞬く間にシャルルの前へ
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