エドラス編
消えゆく街
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正確にはアニマに吸い込まれ消滅した。」
「アニマ…。」
ウェンディはそのワードに聞き覚えがあった。7年前、ジェラールが言っていたワードだ。
「さっきの空の穴よ。あれは向こう側の世界“エドラス”ヘの門。」
「おまえ、さっきから何言ってんだよ!!!みんなはどこだよ!!?」
「ナツさん。」
ナツはイラついてシャルルに怒鳴り、それをウェンディが止める。
「ねぇシャルル。何か知ってるの?そういえば、何でシャルルは無事だったの?」
シャルルはその問いにすぐには答えられなかった。
「ナ〜ツ〜何これ〜!!!街が〜!!!」
「いきなりすごい衝撃がしたと思ったらこんな事に…!!!」
「おぉ!おまえたち無事だったか!!」
そうこうしている内にハッピー、エマ、タクヤがやって来た。彼らも難をのがれたらしい。
「ハッピー。」
「お兄ちゃん!!エマ!!」
ウェンディはタクヤを見るやいなや元気な姿を見て安心した。
「私は向こう側の世界“エドラス”から来たの。」
「「え!?」」
「そこのオスネコとメスネコもね。」
「「!!!」」
「ど…どういう事だ…?」
しばらくそこに沈黙が訪れた。シャルルは暗い顔をしながら言った。
「この街が消えたのは、私たちのせいって事よ。」
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