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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第464話】
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で。 ……ヒルトさんとも、戦いたいですもの」
「ふーん、有坂君とねぇ。 ……まあ一回やってみようか? やってみてからクセが強すぎるようなら、出力元に戻せばいいんだし」
「そうですわね、ではお願いしますわね」
「任せて」
上級生に物怖じせずそう告げるセシリア、上級生の方もセシリアの要望を訊き早速作業に取り掛かった。
――と、セシリアが俺の視線に気付くと、柔らかな笑みと共に此方に手を振ってきた。
さっきキスを交わした事を思い出すと、全身の熱が上がる思いだ――と、隣の簪が不機嫌そうな表情で俺を見てくる。
「……どうした?」
「……別に……。 ――少し準備がある、から……ヒ、ルト……、少し時間……潰してきて……」
「え? えと?」
言葉を待たずに簪は整備室内にある機材やら何やらを集め始めた、他だと必要そうな物を物色し始めてる。
手伝いたいのは山々だが、どの機材が必要なのかはいまいちわからない俺は取り敢えず言葉通り時間を潰すことに。
セシリアの機体の更に向こう側には鈴音の機体、甲龍が鎮座していた――パイロットである鈴音の姿が見えないが。
……鈴音といえば、この間フェラしてくれって言ってから、俺の顔を見るだけで脱兎の如く逃げ出す始末。
……俺個人も、流石に変なお願いし過ぎたと思い、時間が互いに合えばちゃんと謝りたいと思う。
……それはさておき、取り敢えず上級生の機体、先ずはフォルテ・サファイア先輩の専用機である『コールド・ブラッド』を見に足を運ぶ――と。
「おっ、敵情視察ッスか?」
「え?」
振り向くとダークブルーの髪の女性が立っていた――両手は腰に当て、真っ直ぐ俺を見つめている。
「フフフン、敵情視察しても無駄ッスよ〜。 ……コールド・ブラッドのセッティングは、ちょくちょく替えるんッスからね〜」
「はぁ……」
曖昧な返事をした俺を他所に、彼女は自身の機体に歩み寄る――多分、彼女がフォルテ・サファイア先輩なのだろう。
「一応自己紹介……ッス、自分はフォルテ・サファイア……ッス、気軽に先輩って呼ぶッスよ〜?」
「あ、はい、サファイア先輩」
「……くぅぅーッ! やっぱ先輩って呼ばれるのは気分がいいッス……!」
何に対して感激してるのかわからないが、目の前のサファイア先輩は喜んでいる様に見える。
頬を指でかく――と。
「おーい、フォルテー。 感激は良いから、一旦テストするぞぉー」
その声に反応して振り向くと、今度は真っ赤な髪で肌が真っ白な白人の女性が気だるそうに立っていた、よく見ると髪の根元は金色の為、元は金髪なのだろう――多分、彼女は…
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