1部分:第一章
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とよくわかった。町の片隅ではだ。
喧嘩をしたり盗みをしたりする者がいる。しかしだった。
そうした者達ばかりでなくだ。そうした信仰を見せている者もいればだ。
市場や工場で真面目に働いている者、それに田畑を耕している者もいる。そうした者達を見てだ。マキエルはサトエルに対して話す。
「だが多くの者はだ」
「真面目ですよね」
「真面目に働いている。不心得者は僅かだ」
「いるにはいますけれどね」
だがそれでもだった。
「そんなのほんのちょっとですよ」
「そうだ。だがそれでもだ」
「はい、神は仰ってます」
「この両国の間にいざかいを起こしてだ」
「そこからですね」
「戦争にして周辺国を巻き込み」
そしてだった。そこからだった。
「多くの者を地獄に送るのだ」
「それが神の御命令ですね」
「だが、だ」
難しい顔でだ。マキエルは腕を組んでだった。
そうしてだ。こう言うのだった。
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