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妖精の義兄妹の絆
行間
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いや、こんなに働いたらそら眠くな…、」

ドサッ

「ってホントに寝ちまうのかよっ!!?」
ミラジェーンが急に眠りについた。そんなに疲れていたのかわからないがかなり深い眠りについている。
「こんなトコで寝てると風邪ひいちまうぞ。」
タクヤはふと周りを見渡してみるとみんな熟睡していた。
起きているのはマカロフとタクヤだけだった。
「ど、どうなってんだ!!?」
「奴じゃ。」

コツ コツ コツ

「誰だあいつ?」
扉から一人の覆面をかぶった男が歩いてくる。顔はわからず、背中に五本の杖を担いでいる。
その男はタクヤの前で歩みを止めた。
「何故起きている。」
「いや、知らねぇけど。てかこれお前の仕業か!!」
「…。」
タクヤの問いには答えず男はリクエストボードから一枚の依頼書を取りマカロフに渡す。
「行ってくる。」
「これ!眠りの魔法を解かんか。」
「伍…四…参、」
男は出口に向かいながらカウントダウンを始めた。
「おい!!無視すんじゃねぇよ!!」
「弐…壱…、」

スゥゥッ








「零。」

パチッ

すると男が消えるのと同時にみんなが深い眠りから目を覚ました。
「なんなんだ?アイツ…。」
「この強力な眠りの魔法はミストガンか。」
「あのやろー。」
「ミストガン?」
タクヤはミストガンの名を聞いてもピンと来ずミラジェーンに説明してもらった。
「ミストガンは妖精の尻尾のS級魔導士なの。でも、彼の素性や魔法は知ってる者はいないわ。」
「つまり名前以外何もわからないわけか。怪しい奴だな。」
この時はまだ誰も気づかなかった。これから起きる事件を…。

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