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Angel Beats! the after story
目覚め
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。
「それなりにがんばるが、仕事があるってことはどこかの事務所やらに所属してるんだろ?なら、マネージャーぐらいいそうなんだが」
「名も売れてない私みたいなのにマネージャーが就くような余裕なんて事務所にはないです。事務所は大抵のことはしてくれますが、仕事は自分で得るものです」
素直に関心していると、遊佐衣さんが立ち上がる。
「では、時間ですのでスタジオへ行きましょう」
「りょ〜かい」
気の抜けた返事をしてんじゃねぇぞ雑種とでも言いたげな、顔をしている遊佐衣さん。
「気の抜けた返事をしてんじゃねぇぞ雑種☆」
実際言われてしまった。
こういう一般人には無縁の場所に来るのは、やはり興奮する。
「ST事務の遊佐衣です。今日はよろしくお願いしますぴょん☆!」
ON,OFFの差が激しい遊佐衣さんである。こういう裏側見たくなかったよ。
「ッツ〜〜!!!」
右足に突き刺さるような痛みが走る。
原因を探るために右足を見ると、ドジっ娘遊佐衣さんが踵で踏みつぶしている。
「挨拶しろぴょん。杵で叩き潰されたいのぴょんか?」
俺にだけ聞こえる声量で笑顔を保ちながら発せられる言葉にガクブルしながら全力で挨拶をする。
「遊佐衣のマネージャーの音無です。今日は遊佐衣をよろしくお願いします」
杵は餅をつくハンマーのことだよ。これ豆知識。
お願いしま〜すと、ところどころから聞こえてくる。
「じゃ、着替えてくるので待っていてください」
それだけ残し、衣装部屋へと去っていった。
どうしたもんか、と、考えていると。
「君が遊佐衣ちゃんのマネージャーか若いね〜」
長く伸ばした髪を後ろで束ねて、首からカメラをぶら下げている。カメラマンか。
「えぇまぁ」
「遊佐衣ちゃん、ああいうキャラだから同年齢の娘たちによく思われてないみたいだから、その辺は君がしっかりとしてくれよ。俺、あの娘のこと気に入ってるからさ」
「分かりました。全力でサポートします」
いやいやだったこの仕事だったが、色んな人から愛されてる彼女の支えとなれるのなら、がんばるしかないよな。
*
「あ〜疲れたぁ〜」
折角決意をしたのにすぐに後悔してしまってるこの現状。
俺が運転している車の助手席でスライムみたいにぐったりではなく、グッちゃりしてる遊佐衣さん。
えっ?なんで、車に乗ってるかって?遊佐衣さんが歩くの疲れルゥ!!!と語尾が異常に発音良く駄々を捏ねられて、結果俺が事務所まで車を借りに行くことになってしまったのだ。一応免許は持ってるしな。
「次の仕事って具体的には何をするんだ?」
「そうですね。今回は新人の紹介を目的とし
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