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転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0948話
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事を色々と知りたい代わりに、この世界の魔法の研究もさせてくれるらしい」
『……へぇ。なるほど』

 ピクリ、とレモンの眉が動く。

「まずは試しに、2日程泊まっていく事になった。もしこの世界の魔法を研究する気があるなら、アルヌスの丘の方に出てきてみたらどうだ? 確かにG元素を含めて色々と研究すべき対象はあるんだろうけど、息抜きも必要だろ?」

 息抜きに遊ぶんじゃなくて、別の研究をするというのも色々と凄いものがあるが、寧ろそれがレモンっぽいんじゃないかと聞かれれば、否とは言えないんだよな。
 そして案の定、レモンは俺の言葉に小さく笑みを浮かべながら頷く。

『そうね、この世界の魔法に関しても色々と興味深いものがあるから、手を出してみるのもいいかもしれないわ。……ただ、純粋に魔法に関して考えるとネギま世界の魔法の方が発展しているのよね』
「そうなのか?」

 一応盗賊の捕虜や、ホワイトスターに攻めて来た帝国軍の捕虜といった中でも魔法を使う者達は重要な研究対象としていた筈だ。それを分析しての言葉である以上、真実なんだろう。

『ええ。この世界の戦闘で魔法を使うというのは、既に時代遅れに近いのよ。門世界の武器や用兵が進化した影響でね。大掛かりな攻撃魔法を使おうとすれば、その分だけ長い詠唱が必要になるんだけど、ネギま世界の魔法と違って遅延魔法とか無詠唱魔法といった技術が存在しないの』
「……そうか、魔法には詠唱が付きものだったな」

 俺自身は混沌精霊と化す前から焔ノ宴の効果もあって、炎系統の魔法に関しては無詠唱での使用が可能だった。更に混沌精霊となった今では、それ以外の魔法に関しても無詠唱で使用出来る。
 確かに詠唱が必須となれば、戦争でも準備万端で最初に一発撃ち込む時や、奇襲といったような特殊な状況が必要になってくるだろう。
 この辺はネギま世界の魔法に比べて大きく劣っているところだな。

『ま、精霊魔法とかを含めて共通点があったり、改良の余地とかもあったりするから全く無意味じゃないんだけど。……そうね、分かったわ。今日は色々と忙しいから難しいかもしれないけど、明日辺りその魔法使いに会ったみる事にするわ。その魔法使いの名前は?』
「レレイとカトー。レレイの方は10代前半くらいの子供で、カトーの方はその師匠で老人だ」
『カトー……ねぇ。何となく東洋人だったり、オーブの人っぽい名前ね』
「そう言われればそうだな」

 物凄く馴染みのある響きだっただけに、思わずスルーしていたが……確かに言われてみれば、日本人っぽい名前だ。
 ただまぁ……

「偶然だろ? さすがに以前に日本人がこの世界に転移してきていて、その子孫ですとかって流れにはならないだろ」
『だと、いいんですけどね』

 意味ありげに呟いて笑みを
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