マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0948話
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、俺達にその身を預けるのは不安……といったところか?
「そもそも、お前達が知りたい事を知るにしても、数時間程度ですぐ済む訳じゃないだろ? ならゆっくりと付き合っていく必要があると思うが、どうだ?」
「確かにそれはそう。……カトー老師、私はここに残りたいと思う」
「ふむ、そうじゃなぁ。確かにお主の言葉も分かるが……どうじゃろう、アクセル殿。すぐにどうこうと決めるのではなく、何日か泊まってこの周辺を見て回るというのは」
なるほど、確かにすぐにこっちに協力しろというのは色々と無理があったか。
その場合、カトーの言う事も分からないではない。
ちょっと違うが、体験入学のようなものと考えればいいのだろう。
「分かった、こっちとしてはそれでもいい。取りあえず2日間。その代わりこっちの研究にも協力して貰うが、構わないな?」
「問題ない。寧ろ望むところ」
「まぁ、そんなもんじゃて」
レレイが頷き、カトーも特に異論がないのか笑みを浮かべて頷いている。
よし、話は決まったな。
「ハイエルフ達が住んでいる場所に、空いている部屋はあるか?」
「そうですね、どうしても生活が合わなくて林の中に向かった者達もいますので、問題はないかと」
「分かった、ならその部屋に案内してやってくれ。レレイ、カトー。このハイエルフについていけ。今日と明日過ごす部屋に連れて行ってくれるから。何か分からない事があれば、ハイエルフや基地の中にいる奴等に聞いてくれ。それで大体分かると思う。それと、この世界の魔法の研究をするために呼ぶ事もあると思うが、その場合はなるべく急いで来て欲しい。それで構わないか?」
その問い掛けに2人が頷くのを確認し、ハイエルフに連れていくように言う。
……さて、これでようやくこの世界の魔法についても調べられるな。
一応ハイエルフが使っている精霊魔法や、イタリカを襲ってきた盗賊の魔法使いを調べてもいるんだが、より研究が進む……筈だ。
ちょっと予想外の出来事だったが、これはこれでいい結果と言えるだろう。
そう判断し、ホワイトスターにある魔法球へと通信を繋げる。
時間の流れの違う魔法球の中と外でリアルタイムに通信出来るんだから、うちの技術班も大概凄い。
『あら、アクセル? どうしたの? 残念ながらグレイ・シックスについての研究はまだ、そうね。3割から4割といったところで、報告すべき件は特にないけど』
外の1時間が中だと48時間という時の流れで使ってもまだ3割から4割か。ホワイトスターに対する時の指輪の融合という方向性が決まっているのに、うちの技術班にしては随分と手こずっているな。
いや、寧ろこれが普通なのか?
……じゃなくて。
「さっきこの世界の魔法使いから接触があってな。こっちの
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