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ウイングマン ウインドプラス編
■2■ ラッキガールアオイ
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なければいけない、と。
そして、今日、健太に先んじて敵に遭遇できた。
おみくじも大吉だ。
今日はツイている。
きっと、いい結果が出せるに違いない。
それに――
「アイツ、弱そうにじゃん!」
いきなりそう振られた桃子は戸惑いながらも率直な感想を述べた。
「……そうですね。確かに弱そうは弱そうにみえますね……ガリガリだし」
「でも、見かけによらない場合もあるんじゃあ……」
美紅は慎重になるよう促した。
「強かったら逃げればいいのよ。私たちにはケン坊だっているんだし!」
アオイは完全に戦闘モードのスイッチが入っていた。
確かに自分たちでやっつけれるなら健太に無駄な力をかけさせないで済む。
美紅は今、健太には受験勉強に集中してほしかった。
「そうですね。それもいいかもしれない……」
桃子も乗り気だ。
「今日は気分もいいし、3人でやっつけちゃいましょう!」
ガッツポーズをした。
「うん。危なくなったら私がリーダーを呼びに行きます!」
桃子の表情にアオイは満足そうな顔をした。
「じゃあ、美紅ちゃんはあの袋を押さえて。怪人は私と桃子ちゃんでやっつけちゃうから!」
アオイの指示の元、作戦が開始された。

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