7話
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ゼファーをアインに任せて、フードを被った男に向かい合う。
「関わるつもりはなかったんだけど、知り合いが殺されたら気分が悪いから、俺が相手になるよ」
言い終わったと同時に斬りかかってきた。
振り下ろされた剣を避けて、腹部に蹴りを放つ。腕でガードされるが後方まで吹き飛ばした。
「グゥ」
壁にぶつかり止まった所に追いつき、拳で顔面を殴る。一発目は当たるが、二発目は避けられて距離を取られる。
「嵐脚・乱」
無数の斬撃がフードの男に向かって飛ぶ。
いくつかの斬撃は持っていた剣で弾かれたが、体に無数の切り傷が刻まれた。
「・・・・・・・・・」
(反応なしか)
間合いを詰めて
「指銃・斑」
カイトの指銃がフードの男に突き刺さり、そして倒れた。
「お前は・・・ドフラミンゴか?」
「・・・・・・・」
フードを脱がせようと近づいていくと、何かがカイトに向かって飛んできた。
「っ!?(何処からの攻撃だ?)」
飛んできた物を避けるが、幾つかは体に命中し後方に下がる。
そして辺りに散らばっていた剣やナイフが空中に浮き、ゼファー目掛けて飛んでいった。
「チッ・・・」
カイトは瞬時に回り込むと、すべての障害物を切り落とした。
フードの男に向き直ると、さっきまでいた場所には誰も居なかった・・・目を凝らすとかなり遠い所を空中移動しているのが見えた。
(油断した・・・まぁいいか、死者は0だし)
ゼファー達のところに戻り
「悪い、逃がした」
「きにするな、こっちは誰も死んでない。お前が居なかったら危なかったがな」
「目の前で死なれても、気分が悪いしな」
「フンッ・・・それにしても何者だったんだ、あの男は」
「顔を見る事は出来なかったな」
「仕方がない・・・俺の治療はもういい、他の負傷者の手当をしてやってくれ」
「「「はい」」」
ゼファーの声がかかると、周りの海兵も負傷者の治療に掛かり始めた。
(顔は見れなかったけど、ドフラミンゴにしておこう。神様だから間違いないだろう・・・それにしても・・・)
「どうかしたか?」
「いや、俺は部屋に戻ってる」
「ああ・・・カイト、助かった」
「いいさ」
部屋に戻ったカイトはコートを脱ぎ、シャツを捲って自分の体を見ると無数のアザがあり血がにじんでいた。
(まだまだ弱いな俺は・・・もっと強くならないと・・・あの時の攻撃は本体からだろうな)
ベッドに座り、フードの男のことを考える。
(糸の分身と本体ってどのくらい差があるんだろ?同じって事はないと思うけど・・・もっと修行しないと駄目だな・・・俺も本気でやったらどうなって
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