二つの時間軸
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ガラスの様に透明な魔導書である透明の書(ロストブック)はしっかりと目標の在りかを示していたが、そこには誰も住んでおらず未開拓の土地だった。
しかし此処に犯人がいるかもしれないという希望を持ちその地に踏み入れたのであった。
その地には建物らしき物は何一つ無く、あるのはただの自然だった。
そんな中なのはだけがその森の異変に気づいた。
「みんな、ちょっと待っててここら辺に何か在るから。」
と言い警戒をすると地球と同じ結界が張られていることがわかった。
「この結界は未来君と出会った時にあったのと同じなんだけど。」
「つまり銀河鉄道管理局が関係しているのかな?」
「フェイトさん、それはないと思います。」
「どうしてかな?」
エリオ・モンディアルがフェイトの案を否定して
「何故なら、自分たちと同じ所属の施設は破壊しなくても技術提供はするはずです。それになのはさんと綾さんが見た映像には元機動4課の人が写ってたんですよ。」
「そうやな。エリオ君の言う通り未来君達が犯人ではないようや。なのはちゃん中には入れそうか?」
するとなのはは
「結界が切れている所はここの反対側みたいだよ。」
「じゃあ行くで。」
「「「「「「「「了解。」」」」」」」」
八人の声が重なった。
その頃、未来は銀河鉄道管理局本部にやって来ていた。
そこにいたのはSDF(空間鉄道警備隊)の現指揮官であるエリス・オズウェルト大将。
銀河鉄道に二人しかいない大将の一人だった。
「夏村少将、君に来月行われる中将昇格審査に出ることを命令する。」
「何故ですか?昇格審査は希望者のみでは無いんですか?」
「君はもう何年も審査を受けていないだろう。事実、君は前回の事件を見事解決してこの銀河鉄道に改革をもたらした。検挙された評議会は中将で構成されていたが一斉に解雇になってしまってバランスが悪いんだ。」
「しかし私より向いている人は沢山います。」
「君にはまだ才能があるんだ。受けてくれ。」
エリス・オズウェルト大将が頭を下げてきた。
未来はしょうがなく。
「わかりました。期待に答えられるかわかりませんが、とにかく頑張ります。」
「ありがとう。私からは以上なんだが総司令が呼んでいたぞ。」
「了解しました。」
そして少し先にある総司令室
「失礼します。エリアA管理本部、本部長の夏村未来少将です。ご用は何ですか?」
するとレイラは振り向き。
「貴方は今回の事件は誰が犯人だと思いますか?」
「僕の考えでは時空管理局の上層階級の人だと思います。」
「未来、それは違います。今回の犯人は○○○○○です。」
その言葉を聞き未来は
「そんなはずは。それにそんなことがあったのならこの銀河鉄道管理局はうまれなかったのでは?」
「彼らの子孫でしょう。この方向で調べてく
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