暁 〜小説投稿サイト〜
問題児だらけの最強ギルド
嘘つきの天才が殺し屋をやめるそうです。〔2〕

[8]前話 前書き [1]後書き
「白神。次はコイツを狙ってもらう。コイツは……」

どうでもいい情報は聞き流し、ポイントとなりそうな情報だけを頭に入れる。
この作業は無意識でやれるほど慣れてしまった。

慣れすぎて逆に暇だけどな。
ええと?次のターゲットは――――――


住んでる場所:ファイヤス村

   歳  :15歳

  性格  :見た目によらず怖いらしい

  特徴  :黒髪碧眼

       影の魔導師


  ――――――――こんな感じか。

性格が性格じゃない何かに聞こえる気がするのだが、
きっと気のせいだろう。うん。

ファイヤス村、というのは俺の生まれ育った村なので、今回は
遠出をしなくて済みそうだ。よっしゃっ!
交通費が安いっ!

ついでに名前はどーでもいい情報に入る。
知らなくても暗殺の実行に支障は出ないからな。


「……だそうだ。期限は5月5日。そいつの写真はこれだ。殺れるか?」

うわ。チョー美人。でも、なんかちっちゃくね?
今日は、4月20日だったか。よゆーだな。

「殺れますが……。コレ、いつの写真ですか?」

だって写真に写っているの10歳くらいの女の子だぞ?
これがターゲットな訳無いだろ。
それともあれか?俺にロリっ子を殺させたいのか?

「あぁ、それは5年前の写真だそうだ。名前は白神 絵畄音《しらかみ・えるね》。
 ――――――じゃ、よろしくな。」
「はぁ、」

 
バタン




――――――――後で思うと、あの時、断っていれば、俺の人生は

          もう少し、平凡だったかもしれない―――――――――
[8]前話 前書き [1]後書き


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ