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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico16弱きより強き
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†††Side????†††

――舞い振るは(コード)汝の獄火(サラヒエル)――

綺麗なサファイアブルーに燃える炎で形作られた槍が空から30本と降り注いで来る。

「アルフ! 防御はしちゃダメ!」

「あいよっ!」

炎の槍サラヒエルが向かう先――標的は、わたしアリシアの妹であってわたし自身でもあるフェイトと、その使い魔のアルフ。2人はサラヒエルを発射した術者のルシルの動きに注意しながら、降り注いで来たサラヒエルから大きく距離を取る。

(サラヒエルは着弾した時や着弾前でも爆破できる範囲攻撃が可能な魔法だから・・・)

ギリギリで避けられたって安心した瞬間に爆発に巻き込まれたり煽られたりして、撃墜とか隙を突かれ易くされたりとかしちゃうからね。トレーニングルームの床に突き刺さるサラヒエル30本は爆発することも消えることもなく残り続ける。

「フェイトとアルフの奴やべぇな。ルシルにフィールドの支配権を取られちまった」

わたしと同じくらいに小さな女の子、ヴィータが唸った。それを聴いたアリサが「きっと大丈夫よ! 初戦とは違うんだから!」声を上げた。わたし達は今、本局のトレーニングルームに居る。
そこで、わたし、なのは、アリサ、すずか、はやて達八神家は、わたしの大切な家族のフェイトとアルフ、チーム海鳴で唯一の男子(ザフィーラはオス扱い的な?)なルシルの模擬戦を観戦中。フェイト・アルフペアvs.ルシルの模擬戦は今回で14回目。

(勝率は13戦13敗・・・。ルシルは未だに敗け無し・・・)

攻撃力・防御力・機動力・射程、そのどれもが最強クラスのルシルには誰も勝ったことない。だってホントに反則級なんだもん、ルシルの奴〜。なんなわけ。いくら歴代セインテストの魔法と技術を引き継いでるって言っても強すぎ。

「初戦か・・・。しかし初戦は炎槍でなく風槍のアムブリエルだった。炸裂後に被るダメージは炎と風とはわけが違うぞ」

アリサとおんなじ炎熱系魔法を得意(レベル差は圧倒的だけど)としていて、剣型デバイスを扱う騎士、シグナムが反論した。アリサはシグナムをライバル視していて、シグナムはアリサを弟子扱いしてる。ま、お互いそんな関係を良しとしてるから、仲は良いかな。

「フェイトちゃん、頑張れぇーーー!」

「アルフさんも頑張ってぇーーー!」

なのはとすずかが大きく手を振って、わたしの家族を応援してくれる。なのはとすずか、それにアリサは、フェイトとアルフとわたしの大の恩人なんだよね。プレシアママが起こした事件で、とってもお世話になった。ここには居ないけど、お兄ちゃんのクロノや、わたしとフェイトの現在のママなリンディママ、それにエイミィにも。あとスクライアのユーノにセレネにエオスもそうだね。

「フェイ
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