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転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0947話
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すから」
「……まぁ、そうだな」

 そもそも、門世界とマブラヴ世界。この2つの世界の騒動を同時に片付けていくという今の状況では、門世界の状況は結構ありがたい。
 マブラヴ世界の方でも、現状ではハイヴ攻略以外だとシャドウミラーの必要性は小さくなってきているんだから、いざとなればどうにかならない訳でもないんだが。
 そんな風に考えつつ、レオンと幾つかの方策を話し合って独立するべく帝国に宣戦布告した国へ密かに援助する事を決めてから、一先ずその場は解散となる。
 一応門世界の帝国との戦いは、あくまでも異世界間連合軍での戦いだ。
 実際にシャドウミラーが主導権を握ってはいても、大きな方策を決める時には他の世界の者達の意見を聞いたりする必要がある。
 恐らくはないと思うが、ギアス世界、SEED世界、ネギま世界、マクロス世界の全ての世界がこちらの提案に反対する場合、色々と面倒臭い事になりかねない。
 微妙に嫌な気持ちになりながら門を潜ってホワイトスターの旧交流区画から門世界のアルヌスの丘へと向かうと……

「あぁ、アクセルさん。丁度いいところに来てくれました」

 そんな風に声を掛けてきたのはオウカ。
 俺に対して色々と思うところもあるんだろうが、公私混同はしないとばかりに近寄ってくる。

「どうした?」
「それが、コダ村という場所から来た人がここの責任者に会わせて欲しいと」
「……コダ村?」

 聞き覚えのある村の名前。
 確かホドリュー達ハイエルフが交流していた村だったか。
 一応ハイエルフ達がアルヌスの丘の方に来た時に別れは済ませてきた筈なんだがな。

「理由は? まさかハイエルフのように俺達に庇護を求めるって訳じゃないんだろ?」
「そうですね。庇護を云々って訳じゃないようです。何でも私達の事を知りたいと」
「……知りたい、ねぇ」

 まさか帝国の回し者か? ピニャからの情報だけではこっちの情報に関しては足りないと判断して、その上で誰かスパイを送り込んだ。……可能性としては十分にあり得るが、コダ村の名前を出すのは不自然だ。
 いや、ハイエルフが俺達の庇護下にあるとピニャを通じて知っている以上、その辺から辿ったか?
 ハイエルフのような精霊種と呼ばれている存在だ。何より多種族との交流を望んでいたのだから、当然目立つだろう。
 そうなれば、ホドリュー達が積極的に交流を持っていたコダ村まで辿り着くのはそう難しい話ではない、か。

「尋ねてきたのはどんな相手だ?」
「その……10代半ばの女の子と、その保護者に見えるお爺さんです」
「また、色々と……」

 オウカの言葉で、再び頭が混乱した。
 勿論その年代でスパイとして活動している者がいないとは言えないだろう。だが、危険を伴う職である以上、当然相応
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