マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0947話
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う」
「そうしてくれ。出来れば量産型W辺りを送りたいところだが……」
「さすがにそれは止めた方がいいかと。色々と特徴的ですから」
確かに量産型Wの被っている、顔全体を覆うような形になっているヘルメットは色々な意味で目立つ。
ヘルメットを兜と捉えるのはさすがに難しいだろう。
能力的には生身でもこの世界で十分通用するんだが。
銃の類を使えなくても、当然生身での戦い方は疑似記憶で生み出された時に入力されているし、簡単ではあるが攻撃魔法もある程度使える。
生身での戦いに関しては十分過ぎる程の力を持つのは間違いない。
……これで、エキドナみたいにきちんとした普通の人間の顔だったらな。
取りあえず生身での戦いなんだから、ムラタ辺りを適当に送り込んでみるか。ロゥリィもついていきそうだが……その辺は説得して貰うしかない。
何だかんだでロゥリィは非常に有名だし、そのロゥリィがシャドウミラーと共に行動しているというのはピニャ辺りを通して帝国に知れ渡っていてもおかしくはない。
いや、それだとイタリカに行ったメンバーであるムラタも知られている可能性が高いのか? ロゥリィと行動を共にしているという時点で目立つことこの上ないし。
待て、ならいっそハイエルフを派遣するのは……いや、駄目だな。何だかんだでこの世界でもエルフというのは目立つ。それがハイエルフともなれば、下手をすれば帝国どころか援軍に送った側の従属国に妙な考えを起こす奴が出てこないとも限らない。
「やっぱり今はネギま世界の魔法使いだけだな」
「ええ。私達が裏で動いているというのを帝国に知られる訳にはいきませんから。いえ、正確には帝国にしても、この時期の動きだけに私達が関わっているというのは薄々予想しているでしょう。特に以前こちらにきたピニャ皇女はそれなりに鋭いようでしたし。ですが、それはあくまでも予想でしかありまえん。明確に私達が動いている証拠を帝国に握られるのは止めておいた方がいいでしょう」
「……だが、俺達と帝国は別に講話した訳じゃなく、あくまでもまだ戦争中だぞ?」
現在の戦闘が行われていない睨み合い状態は、あくまでも帝国とシャドウミラー双方の事情から起きた偶発的な出来事でしかない。今も交戦状態であるというのは変わらないのだから、それこそこのまま出撃して帝都に絨毯爆撃を仕掛けても全く問題はない。
……まぁ、実際にそんな真似をすれば戦争に対しては無関係の一般市民を巻き込む事になりかねないし、そうなると他の世界――特にネギま世界――から不満が続出するのは間違いないからやらないが。
「そうですね、確かに現状では未だ交戦中です。ですが、その状態であっても敵に見せる弱みは少ない方がいいでしょう? 後の講和交渉の際につまらない事で足下を見られるのは面白くないで
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