マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0947話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
っちの予定通りか。……国力的にはどうなっている?」
「帝国に対して明確に宣戦布告した勢力を一纏めに考えれば、2:8といったところですが」
「……微妙だな」
決して少なくはない戦力だ。それは間違いない。だが、それでも帝国に対して独力で勝ち抜けるかと言えば厳しいだろう。
今は帝国軍の数が減っている為に互角にやり合えているに過ぎない。だが、今回独立しなかった国から搾取して帝国軍の再編が終われば、圧倒的に不利になるのは事実。
正直に言えば、帝国に対して独立を計った国の数が予想よりも少ない。5割……とまではいかないが、3割くらいは存在すると思ってたんだけどな。
いや、様子見をしているところもあるのか。
確かに、実際に帝国に対抗出来るのかどうかが不明である以上、日和見になっている国がいてもおかしくはない。
だが……当然帝国が滅びて、現在の帝国の領土を連合国として治める場合、主導的な立場になるのはエルベ藩王国を含めて立ち上がった国々になるだろう。
特にその中でも、資源国家でありながら最初に事を起こしたエルベ藩王国の影響力が最も高くなるのは確実、か。
もっとも……それも、エルベ藩王国を含めて独立宣言をした国が帝国に勝てればの話だ。そうなると、俺達がやるべき事は決まってくる。
「レオン、ネギま世界から派遣されている魔法使い達に対して独立を宣言した国に援軍として向かうように要請してくれ」
「分かりました。帝国からの独立を決定づける訳ですね。戦力的にはどのくらいにしましょう?」
殆ど考える事なくそう告げてくるレオン。
恐らく、俺に独立戦争の件を報告する前からこうなるのを予想していたのだろう。
「5人から10人ずつでいいだろう。十分な戦力で、その代わり俺達が動いたと帝国に知られないような数で頼む」
まぁ、帝国にしてみればシャドウミラーの戦力はPTを始めとした人型機動兵器であるという認識が強い筈だ。そんな中で魔法使いが独立戦争に手を貸していると言われても、理解出来ない可能性の方が強い。
例外としてはピニャの率いる騎士団がいるが……そこまで発言力があるかどうかは微妙だし、何よりそれを口にしたとしても帝国の上層部に信用されるかと言われれば微妙だろうな。
それに、どのみち俺達と帝国は現在進行形で戦争中なのは間違いない。
今のところ帝国軍は戦力の再編を、そして俺達は帝国の分裂を待っている状態なので自然に睨み合いのような形になっているのは事実だが。
それに最悪、帝国の横暴に我慢出来なくなった魔法使い達が自分の意思で独立しようとしている国々に協力した、とでも言えば全く問題はない。
レオンとしてもそれは理解しているのだろう。小さく笑みを浮かべて頷きを返す。
「では、正義感の強い魔法使いに要請しましょ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ