暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
ALO編 Running through to take her back in Alfheim
Chapter-13 仲間との絆
Story13-12 手助け大事
[6/8]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
ら、恐ろしい太さの雷撃が地上に降り注ぐ。
「撤退、撤退!!」
その声とともにウンディーネ隊は逃げ去って行く。
トンキーはわっさわっさと飛んでくると、キリトたちの頭のすぐ上に止まった。
「…………で、これから、どうすんの」
どこかで聞いたようなセリフを言うキリト。
するとトンキーが、リーファとキリトを長い鼻で再び背中に乗せた。
またかい! と思いつつもリーファはトンキーの毛を撫で始めた。
「とりあえず……生きててよかったね、トンキー」
「ホントによかったです! 生きてればいいことあります!」
「だといいけどな…………」
現在、トンキーは遥か頭上世界樹の根を目指している。上空から見る広大なヨツンヘイム全土の光景に思わず声が洩れる。
「わぁ……」
その光景は普通は見ることができない光景。飛行することができない場所を見下ろす光景に言葉を失う。
すると上空に全長は軽く二百メートルは軽く超える巨大な氷柱があり、その内部はいくつもの層に区切られていた。
その一番下の氷柱の鋭く尖った突端に、一際強く金色の光を放つものがあることに気づいた。眼を凝らすがよく見えない。リーファは無意識のうちに右手を掲げ、スペルを唱える。
掌の先に水の塊が現れ、それを覗き込む。するとキリトが顔を寄せてくる。
「何それ?」
「アイススコープの魔法よ。ほら、あのでっかいツララの先っぽに、何か光ってるでしょ?」
言いながら、二人は頬を近づけながら大きなレンズを覗き込む。
レンズには衝撃の光景が見えてくる。
透き通る黄金の刀身、恐ろしいまでに壮麗な長剣。
「せ、《聖剣エクスキャリバー》だよ、あれ。前にALOの公式サイトで写真だけ見たもん……ユージーン将軍の《魔剣グラム》を超える、たった一つの武器…………今まで所在も解らなかった、最強の剣」
「さ、最強…………」
最強の剣を取ることは可能だった。が、現段階でそこまでたどり着けるかどうかは分からない上、今の目的から外れてしまうので、二人は取らずに世界樹の根もとを目指した。
世界樹の根もとに近い木の階段でトンキーは止まる。キリトたちはトンキーの背中から降り、階段に移る。
「……また来るからね、トンキー。それまで元気でね。もう他の邪神に苛められたらだめだよ」
リーファは伸ばされた鼻の先端を手でぎゅっと握りしめる。そして手を離し、キリトとユイが鼻を握る。
「またいっぱいにお話しましょうね、トンキーさん」
その言葉に反応したのか、一度短く啼くと、ものすごい速度で急降下していった。
リーファは目尻に滲みかける涙を拭うと
「さ、行
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ