暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
ALO編 Running through to take her back in Alfheim
Chapter-13 仲間との絆
Story13-12 手助け大事
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ら、恐ろしい太さの雷撃が地上に降り注ぐ。

「撤退、撤退!!」

その声とともにウンディーネ隊は逃げ去って行く。




トンキーはわっさわっさと飛んでくると、キリトたちの頭のすぐ上に止まった。

「…………で、これから、どうすんの」

どこかで聞いたようなセリフを言うキリト。


するとトンキーが、リーファとキリトを長い鼻で再び背中に乗せた。

またかい! と思いつつもリーファはトンキーの毛を撫で始めた。

「とりあえず……生きててよかったね、トンキー」

「ホントによかったです! 生きてればいいことあります!」

「だといいけどな…………」





現在、トンキーは遥か頭上世界樹の根を目指している。上空から見る広大なヨツンヘイム全土の光景に思わず声が洩れる。

「わぁ……」

その光景は普通は見ることができない光景。飛行することができない場所を見下ろす光景に言葉を失う。

すると上空に全長は軽く二百メートルは軽く超える巨大な氷柱があり、その内部はいくつもの層に区切られていた。

その一番下の氷柱の鋭く尖った突端に、一際強く金色の光を放つものがあることに気づいた。眼を凝らすがよく見えない。リーファは無意識のうちに右手を掲げ、スペルを唱える。


掌の先に水の塊が現れ、それを覗き込む。するとキリトが顔を寄せてくる。

「何それ?」

「アイススコープの魔法よ。ほら、あのでっかいツララの先っぽに、何か光ってるでしょ?」

言いながら、二人は頬を近づけながら大きなレンズを覗き込む。


レンズには衝撃の光景が見えてくる。

透き通る黄金の刀身、恐ろしいまでに壮麗な長剣。

「せ、《聖剣エクスキャリバー》だよ、あれ。前にALOの公式サイトで写真だけ見たもん……ユージーン将軍の《魔剣グラム》を超える、たった一つの武器…………今まで所在も解らなかった、最強の剣」

「さ、最強…………」


最強の剣を取ることは可能だった。が、現段階でそこまでたどり着けるかどうかは分からない上、今の目的から外れてしまうので、二人は取らずに世界樹の根もとを目指した。




世界樹の根もとに近い木の階段でトンキーは止まる。キリトたちはトンキーの背中から降り、階段に移る。

「……また来るからね、トンキー。それまで元気でね。もう他の邪神に苛められたらだめだよ」

リーファは伸ばされた鼻の先端を手でぎゅっと握りしめる。そして手を離し、キリトとユイが鼻を握る。

「またいっぱいにお話しましょうね、トンキーさん」

その言葉に反応したのか、一度短く啼くと、ものすごい速度で急降下していった。


リーファは目尻に滲みかける涙を拭うと

「さ、行
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