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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
ALO編 Running through to take her back in Alfheim
Chapter-13 仲間との絆
Story13-12 手助け大事
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…………あのさ、リーファ」
「な、なによ……」
「……その、さっきはゴメン。ただのゲームじゃないってのは痛いほどわかってるのに、所詮ゲームだって考えてたのはやっぱり俺のほうでリーファの気持ちを踏みにじったから」
「う、ううん。あたしこそゴメンね。あのときの君のおかげで、君がALOをただのゲームだって思ってないことは一番判ってるから。
それに時間のほうは心配しないでもいいよ。あたしなら自由登校だから何時になっても大丈夫」
ぐんっと右手を差し出すリーファに握手を仕返すとその上にユイが乗ってきて「これで仲直りですね!」と言った。
「で、こいつはどこに向かってるんだ?」
「えーっと…………」
マップを開き、位置を確認する。
「えーっと……私たち、西か東の端の階段を目指してるんだよね?」
「そうだけど」
「でも、この子真逆に向かってるみたいだよ……ほら見て」
キリトがマップを覗きこむ。
「なんだろう、あのツララを囲んでるウネウネは……」
「あたしも写真でしか見たことないけどね……あれは、世界樹の根っこなの」
「え……」
驚く二人に続けて話す。
「アルヴヘイムの地面に貫いた根っこが、ヨツンヘイムの天井から垂れ下がってるわけ。つまり邪神くんは、ヨツンヘイムの天井じゃなくて真ん中に向かってるのよ」
「世界樹の根っこを登って地上に出るルートでもあるのかな?」
「あたしも聞いたことはないわね。
あそこを見て。根っこの一番下でも天井と地面の中間くらいまでしか来てないでしょう。てことはあそこまで二百メートル以上あるよ。あたしたちには無理な高さね」
「そうか……」
キリトが小さく嘆息してから、にやっと笑った。
「ま、今はこのゾウリムシだかダイオウグソクムシだかに任せるしかないさ。竜宮城で大歓迎されるのか、それとも今日の朝メシにされるのかは神のみぞ知るだろうけど」
「ちょ、ちょっと待ってよ。なにそのダイオウなんとかって。それを言うならゾウかクラゲか、でしょ」
「知らないのか?別名ジャイアント・アイソポッド。深海の底にいる、これくらいのダンゴムシみたいな……」
キリトが両手いっぱいに幅を広げたためにリーファがぶるぶる体を震わせて言葉を遮る。
「わかった、じゃあ、名前つけよ名前! 可愛いやつ!」
――ユウゾウ……ゾーリンゲン……なんか違うなぁ…………
頭を巡らせて、可愛らしい名前を探す。するとキリトが急に言う。
「じゃ、トンキー」
その名前に聞き覚えがあった。それは小さい頃、リーファの家にあった絵本に出て来た象の名前だ。でも、その象は最終的に飢えて死んでいくという絵本だ。
「あんまし、縁起のいい名
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