短編42「可愛い眼鏡屋さん」
[8]前話 [1]後書き [2]次話
メガネに目がねえ眼鏡屋が、生姜をなくしてつぶやいた。
「生姜無い!」
って言ったけど、しょうがないよね!眼鏡屋さん。
メガネに目がねえ眼鏡屋は、お餅屋の隣のオモチャ屋で、お餅のオモチャを沢山買った。沢山沢山、買ったから、メガネに目がねえ眼鏡屋は……
「重いっちゃ!」
って言っていた。
メガネに目がねえ眼鏡屋が、両手に花で料亭に行った。イケメン板前いたもんだから……
「この後どう?」
と、聞いたけど、板前なんにも言わなくて、メガネに目がねえ眼鏡屋は、我慢出来ずに……
「そこの板前、なにか言いたまえ」
と、言っていた。
メガネに目がねえ眼鏡屋が、オオカミの着ぐるみ着てたって。途中でトイレに行きたくて、トイレに行ったはいいけれど。
「おお紙がねー」
って叫んだって。
メガネに目がねえ眼鏡屋が……
「何か飲もう?」
と、僕に言った。
「コーラにしよう」
と、言ったらば……
「ソーダにしよう!そうしよう」
と、眼鏡屋、勝手に決めだした。だけど僕はコーラを飲んだ。メガネに目がねえ眼鏡屋は、それ見てそうだとつぶやいた……
「やっぱりそれも、美味しそーだ!」
メガネに目がねえ眼鏡屋は、実は可愛い女の子。いつもそばには誰かいて、いつもイケメンばかりだった。僕には高値の華だけど、いつか気持ちを伝えたい。
メガネに目がねえ眼鏡屋に、F1観戦誘ったら……
「え〜不安!」
と、逃げられた。
メガネに目がねえ眼鏡屋と、デートでデレッと池に行った。メガネに目がねえ眼鏡屋が……
「池に婆ちゃん落ちた」
と、言った!池にバチャンと落ちた婆ちゃん。助けた僕もブルブルしてた。メガネに目がねえ眼鏡屋は……
「温かいもの買ってくる!」
と、近所の店に、買い出し行った。眼鏡屋帰って僕は聞いた……
「あったかい物は、あったかい?」
メガネに目がねえ眼鏡屋に、僕はとうとう告白した。
「結婚しよう」
「けっこうよ」
おいおい答えはどっちなの!?
メガネに目がねえ眼鏡屋は……
今では僕に、目がない妻だ。
おしまい
おまけ
[8]前話 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ