短編36「般若心経」
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意)
形や音、匂いや味、触れた時の記憶さえも(無色声香味触法)
元から地球の中、あったんだ(無限界乃至無意識界)
分からなければならないこともないし(無無明)
分かろうとおもっても、分からないこともある(亦無無明尽)
元からあるって事は、飛躍するけれど年も取ってないし、死んでしまうこともないんだけど(乃至無老死)
やっぱ現実問題、年は取る訳で、やっぱ人間死んでいく訳で(亦無老死尽)
苦しいことの原因を、なくす方法はないし、なくしようがない(無苦集滅道)
だって、原因を外に求めたら、なくす方法は破滅の道!(無知亦無得)
結局、周りは変えられない(以無所得故)
求める者は自分を見よ!(菩提薩垂)
答えは自分の中、あったんだ!(依般若波羅蜜多)
自分で作った心の鎖(故心無圭礙)
はずしてしまえば、ホントの自由さ(無圭礙故無有恐怖)
事柄こだわらず、本質を見つめる(遠離一切転倒夢想)
だから、心はいつも穏やかでいられる(究境涅槃)
今も昔も、そして未来も(三世諸仏)
ホントの幸せ、みんな求めてる(依般若波羅蜜多故)
ホントに追い求める者だけが、ホントの幸せ手にするんだ(得阿耨多羅三藐三菩提)
だから、絶対分かっておけ(故知)
一時の感情にこだわるな!(般若波羅蜜多)
それが真実への近道さ(是大神呪)
感じ方や(是大明呪)
受け取り方を(是無上呪)
コントロールすることが出来れば(是無等等呪)
苦しみはマジで、なくなってくぜ!(能除一切苦)
事実とは結局、解釈しだい(真実不虚)
最後にもう一言、言わせておくれ!(故説般若波羅蜜多呪)
しつこくて、くどくて、本当にゴメン(即説呪曰)
いつかはみんな死んじゃうんだ(羯帝羯帝波羅羯帝)
だから、楽しくするため生きよう(波羅僧羯帝)
それが(菩提)
俺たちの(僧莎訶)
Hannnya-sinngyou(般若心経)」
チーーーーーン
お祖父ちゃんは歌い終わった。
「お前に分かるようにと考えてみたが、ありがたみ減ったかな!?」
と、お祖父ちゃんはウィンクして言った。だから僕は言った……
「祖父ちゃんすげーよ!チェケラッチョッ!!」
おしまい
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