エピローグ
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エピローグ
一文字が姿を消して数日。海鳴で再会するなのはとフェイト。
「だけどうれしかった・・・まっすぐ向き合ってくれて」
「うん・・友達になれたらって思って・・・」
「また逢えるよね」
「君が言ってくれた言葉友達になってくれるかって・・・どうすればいいのか・・・わかならい」
「簡単だよ・・・名前を呼んで・・・」
「なのは・・・」
「うん!」
「なのは・・なのは・・・」
フェイトは嬉しそうになのはの名前を呼ぶ。やっとなのはの思いが通じた。喜びのあまり涙するなのは。
「どうしたの?」
「うん・・・一文字さんに見てほしかった・・・」
「私も・・・あの人に会いたかった・・・あの人に見てもらいたかった」
「フェイトちゃん・・・思い出にできる物こんなのしかないんだけど・・・」
「じゃあ・・・私も・・・」
なのはとフェイトはリボンを交換した。その時だった。
パシャ!
突然シャッター音が鳴り響きなのはとフェイトが振り向くが何もなかった。
「あれは・・・」
なのはが見つけたのはよく見慣れた物。その人物が大切にしていた物。
「一文字さんの・・・カメラ・・・」
一文字が大切にしていたカメラを手にするなのは。
「一文字さん!一文字さん!」
なのはとフェイトは一文字を探すがどこにもいない。
「あの人が見ていてくれた・・・」
「うん・・・うん・・・」
また逢える。なのははそう確信していた。
一人バイクを走らせる一文字。
「よかったな・・・なのはちゃん・・・元気でな・・・」
そう言って一文字は風のように去って行ってしまった。
10年後
「これが・・・仮面ライダーのお話だよ・・・」
なのはがヴィヴィオに自分の昔のことを話した。
「なのはママその一文字さんに会ったの?」
「うううん・・・アレから一回も逢ってない・・・だけど信じているんだ・・・いつか絶対にまた逢えるって」
そう言いながらなのはは一文字のカメラを大切に持っていた。
「フェイトママも仮面ライダーに会ったことあるの?」
「うん・・・あるよ・・・」
「一文字さん?」
「一文字さんじゃないけど・・・なのはママが知らない・・・フェイトママの大好きな仮面ライダーだよ」
「え?それ誰?」
「それは・・・」
フェイトがハンガーに掛けてある革のジャケットを見つめた。
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