会議は始まる されど踊りまくり
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ョコラ性のジンベイザメを乗せており、副長は何時の間にか正座ではなく土下座にレベルアップしており、表示枠の内容も「私は汚らしいケダモノなのだよ。どうか罰を与えたまえ。さぁ! さぁ!?」と今度は高圧的なハイテンションに内容がチェンジしている。
見るとテーブルの上にあった皿が既に空になっている。
正純の言い訳が始まる前には少なくとも4割くらいは残っていたはずであった。
それらの惨状をつい理解してしまった武蔵の副会長は作っていた営業スマイルを保ちながら
「───あれらは武蔵に発生した虫でして」
・約全員: 『直接的過ぎるわ!』
全員の代弁をした表示枠を正純はそのままのスマイルで遠慮なく手刀で断ち割った。
その反応速度に思わず二代がうむ、と感動し、とりあえず筋力系で武蔵に発生した虫を連行する事になった。
とりあえず正純は先程までの空気を改める為に自己紹介から始める事にした。
「改めて自己紹介を───武蔵アリアダスト教導院代表、副会長の本多・正純と申します」
私の言葉を聞いてくれているこの静かさに正純は密かに感動する。
これがうちなら何かしらの妨害が入るからだ。
自己紹介が何時の間にか処刑場に変わっている事など多々ある。
大事なのは心構えだ。
あらゆる攻撃……もとい変化に対応する心構えを持っているのが武蔵で生きていく上のコツだ。
もう一つは外道に染まるという選択肢があるが却下だ。
大丈夫……私には向井という圧倒的でありながら素晴らしい味方がいる。
味方が一人しかいない現状を考えるとおかしいとは思うが、なぁに、一人いるだけマシさ。
・金マル: 『何かセージュン膝とかすりすりしたり手を握り締めたりしているけどコーフンしてる?』
・賢姉 : 『何!? あんた! この土壇場で羞恥プレイに目覚めたの!? 見られるコーフン!? それとも見せるコーフン!? 貧乳政治家以上にキャラを立たせる気かしら!? いい度胸だわ! 胸ないけど! さぁ! 今すぐにその服をガバッと! ガバッと開けるのよ! 部屋の窓を開けて朝の日差しを浴びるように! 体も心もオーブンザウィンドゥゥゥゥゥゥゥゥ!!』
やかましい。
緊張しているのは確かだが方向性が違うわ。
私が実況通神に参加できないからと言って好き放題しおって。
というかお前らある意味初の国際的な会議なのに緊張という状態異常はないのか? そんなまともな反応はないのか?
そうか。ないのか。
こういう時、自分は前向きに頼もしい奴らだ、と頷くのが正しい副会長の姿なのだろうか。
比べる為と言うと失礼かもしれないが、英国の副会長を見てみた。
外見だけを見ると店の前に立つマスコットキャラのような風貌であった。
あれが正しい副会長の姿か。
いや、待て。人の能力や
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