会議は始まる されど踊りまくり
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べきだ。
もう自分ではないのだ。
するとハイディが首を傾げながらも二人の女装……というより副長の女装姿を動画で撮りながら
「シュウ君って女装は駄目な人? 何時もの馬鹿を見ると嫌でもやる時は乗る方だと思ってたけど?」
「こ、コスプレとかならまだいいが女装は駄目だ……女装をやると馬鹿ではなくマジでやっちまうから駄目なんだ……逸話的に!」
「何その意味が分からないヤマトタケル症候群?」
あー、そういえば熱田神社は草薙の剣を祀っている神社でしたわねぇ。
壇ノ浦で遺失したとか熱田神社に保管されたままと諸説あるけど、草薙の剣の持ち主としてヤマトタケルがいるのだが彼はクマソタケル征伐時に女装をして彼に近付いて暗殺をしたとされる。
「貴様まさか……Myフェイバリットジャンル!?」
などとクマソタケルは叫んだらしい。
人は死に直面した時に本性が現れるというけど現れたのは本性というよりは性癖な気がする。
本能が本性に勝ったのかもしれない。
死の間際でも理性を保たないと死後辱められそうだから大変だ。
で、まぁそれで女装をすると"本気"で演じてしまうと。
・銀狼 : 『恐ろしく安直な設定ですわね……』
・〇ベ屋: 『だよねぇ? ネタにして欲しいとしか思えなからもう量産してラミネート加工も一考してるからアサマチいる?』
・あさま: 『───全部で』
え? と思わずミトツダイラは声を現実で漏らす。
見ればハイディも言質として記録はしているが、それでもえ? と口に漏らしている。
表示枠のチャットを見ていた他のメンバーも一緒に口を横に広げて、そして視線を書き込んだ本人に向ける。
ただ彼女は女装している副長の元に向かっている最中だから立ち位置の関係で彼女の背中しか見れない。
ただ何かその背中から理解不能の莫大なプレッシャーが発生しているような……い、いやそんなまさか。
「あ、智! 頼む! 何かまともな衣装とか持ってねえか!? このままだと意味のわからねぇピンクな世界に飛び込んでしまいそうだ……!」
それに気付かない副長は頼む! と彼女に近付いていく。
何かその仕草に犬耳と尻尾が見えてしまうのは気のせいだろうか?
・貧従士: 『まるで総長と第五特務を見ているみたいですねぇ』
・銀狼 : 『そ、そこから来ますの!? の!?』
これが犬を飼っている者の観察眼だというのか。
それともあれ程に自分は分かり易いのだろうか。
……あら?
よく見ると智は何やらふらついて片手で鼻元辺りを押さえつけている。
あの仕草は……と頭の中の推理よりも先に答えが返ってくる。
・金マル: 『あ。ガっちゃんの鼻血芸風! アサマチも踏み込むみたいだね……!』
・煙草女: 『どうでもいいが
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