会議は始まる されど踊りまくり
[14/14]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
にもう誤魔化せるレベルではないという事だろうか。
立花・ァは内心で憤りを感じた。
未熟な……!
それも自身に対しての憤りだ。
原因は目の前で巫女を前に馬鹿みたいに土下座をしながら、しかしパンツは返さない! という態度を崩さない馬鹿のせいだ。
叱られている原因の下着……何か真剣に考えるのが馬鹿らしく思えたが、とりあえず下着。
あれを何時取ったのか見切れなかった。
歩法ですね……
自分がネタをばらした技法。
されどその厄介な技法に内心で感嘆の吐息と共に理解する。
あの技はネタをばらされても尚脅威としてあり続ける技であると。
そしてそれを剣神はわざと曝したのだ。
ネタをばらされた所で、と言外に
「……」
今回は恐らく歩法の応用技だ。
あの技の骨子はあらゆる知覚から外れる事であり、全身を消す事が全てではない。
つまり、知覚から外れるのは体の一部分でも良いという事になる。
そして更には
自分が知覚から外すのではなくこちらを制御して嵌めることも出来るとは……
目の前の馬鹿……いえ、他国の人間をそんな風に評してはいけません。そう、あれは新種のキチガ……宗茂様に怒られてしまいますね、ええ、あれは一応、武蔵の副長である男が出現したと同時にやった事によって発生した騒ぎで確かにこちらの意識は弛緩してしまった。
無論、油断の域には行ってはいないが……そのレベルで彼の歩法は武闘派のメンバーに気付かれないという証明になった。
英国側も現れた五大頂も真剣な顔は浮かべていない。個人の普段の表情というレベルの物を浮かべている。
浮かべているが解る。
喧嘩を売られたという事実に
馬鹿なネタで済んで良かったな、と。
だから、きっと全員が共通した思いを普段の表情という仮面の下で浮かべているだろう。
───抜かせ、と
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ