第22話 Machination 1
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ゼネティックスに転校生など、珍しいことなのだが、すぐにサテライザーは窓の外へと目を向けた。
自分には関係のない話だ。
だが、そんな考えはすぐに変わった。
「ラナ・リンチェンと申します。皆様、これからよろしくお願いするであります!」
間違いない。あの女だ。カズトを自分の運命の相手と言ったおかしな女。今日は民族衣装ではなく、ゼネティックスの制服を着ている。
「えっと、それじゃあ席は……」
「ああ、私はあそこがいいであります。」
ラナがそう言って指を指したのは、サテライザーの隣にある、“わざと開けられた席”だった。
教師もどう説明するのか考えていると、ラナはにっこりと笑って
「私は気にしないでありますよ。」
そう言った。そして、淀みない足取りでサテライザーの隣に座る。
「よろしくお願いするであります。サテライザー・エル・ブリジットさん。」
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