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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
ALO編 Running through to take her back in Alfheim
Chapter-13 仲間との絆
Story13-10 裏切りと協力
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希望に極力添えるよう努力することを約束するよ、キリト君、リーファ」
「役に立てたなら嬉しいよ」
「連絡、待ってるわ」
「アリガト!また会おうネ!」
アリシャはもう一度悪戯っぽく微笑みながら言った。
そしてその薄黄色の翅を大きく広げた。
2人の領主は手を振りながら一直線に上昇すると、空に光の帯を引き、赤く染まった西の空へと進路を向ける。
その後を6人ずつの配下が雁の群れのように、美しい隊列を組んで追っていった。
夕焼けの中に彼らの姿が消えるまで、無言で見送る。
やがて周囲は、あの激闘が嘘だったかのように静まり返り、吹き抜ける風鳴りと葉擦れの音が残るのみとなった。
「……行っちゃったね」
「ああ、終わったな……」
感傷的になっている二人に、そんなムードを遮る声が聞こえた。
「まったくもう、浮気はダメって言ったです、パパ!」
「わっ」
憤慨したような声と共に、キリトの肩の上からユイが飛び出してきて、リーファが吃驚したように声を上げた。
「な、なにをいきなり……」
焦ったように声を出すキリトの頭をパタパタ飛び回ったユイは、その肩に座ると可愛らしく頬を膨らませる。
「アリシャさんにくっつかれたときドキドキしてました!」
「そ、そりゃ男ならしょうがないんだよ!!」
「ん?ねぇ、ユイちゃん、あたしはいいの?」
「リーファさんはだいじょうぶみたいです」
「うーん、リーファはあんま女のコって感じしないんだよな……」
ぽろっと零れたキリトの台詞に、リーファが目くじらを立てた。
「ちょっ……な……それってどういう意味よ!?」
思わず剣の柄に手をかけながら詰め寄るリーファに、キリトの顔が引き攣る。
「い、いや、親しみやすいっていうか……いい意味でだよ、うん。
それより、速く行こうぜ!」
キリトとリーファは翅を広げ飛び立って行った。
Story13-10 END
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