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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
ALO編 Running through to take her back in Alfheim
Chapter-13 仲間との絆
Story13-10 裏切りと協力
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こにも新たな楽しみが見つかることを祈っている。」
「う……訴えるぞ!権力の不当行使でGMに訴えてやる!!」
「好きにしろ……さらばだ、シグルド」
シグルドは拳を握り、更に何か喚き立てようとした。が、サクヤが指先でタブに触れると同時に、鏡の中からその姿が掻き消えた。
シルフ領を追い出され、アルンを除く何処かの中立都市にランダムに転送されたのだろう。
金色の鏡は、しばらく無人の執務室を映していたが、やがてその表面が波打ったと同時に儚い金属音を立てて砕け散った。
そして、周囲を再び夕陽の光が照らし出す。
「……サクヤ……」
再び静寂が訪れても眉根を深く寄せたままのサクヤを気遣うように、リーファがそっと声を掛けた。
サクヤは左手を振ってシステムメニューを消すと、吐息混じりの笑みを浮かべる。
「……私の判断が間違っていたのか、正しかったのかは次の領主投票で問われるだろう。
ともかく、礼を言うよ、リーファ。
執政部への参加を頑なに拒みつづけた君が救援に来てくれたのはとても嬉しい。
それにアリシャ、シルフの内紛のせいで危険に晒してしまって済まなかったな」
「生きてれば結果おーらいだヨ!」
アリシャの呑気な声に続けるように、リーファもぶんぶんと首を横に振った。
「あたしは何もしてないもの。
お礼ならこの人にどうぞ」
「そうだ、……そう言えば……君は一体……」
並んだサクヤとアリシャが、改めて疑問符を浮かべながらキリトの顔をまじまじと覗き込む。
「ねェ、キミ、スプリガンとウンディーネの大使……ってほんとなの?」
好奇心の現れか、立てた尻尾をゆらゆらさせながらアリシャが言った。
キリトは右手を腰に当て、胸を張って答える。
「勿論大嘘だ。ブラフ、ハッタリ、ネゴシエーション。」
「なーー……」
2人はがくんと口を開け、絶句。
「……無茶な男だな。あの状況でそんな大法螺を吹くとは……」
「掛け金がしょぼい時は、だいたいレイズするのがおれなんだ」
「それにしても、キミ。ほんとに強いよネー。
知ってる?さっきのユージーン将軍がALO最強って言われてるんだヨ。
それに正面から勝っちゃうなんて……キミ…もしかしてキミは、スプリガンの最終兵器、だったりするのかな?」
「まさか。しがない流しの用心棒だよ」
「ぷっ。にゃはははは」
あくまで人を食ったキリトの答えにひとしきり笑うと、いきなりアリシャはキリトの右腕をとって胸に抱いた。
ナナメ下方から流し目に乗せて……
「フリーなら、ケットシー領で傭兵やらない?
三食おやつ昼寝つきだヨ」
「なっ
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