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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
ALO編 Running through to take her back in Alfheim
Chapter-13 仲間との絆
Story13-9 黒白の閃光
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を鳴らして、超高速の突進をかける。
右に大きく振りかぶった大剣が宙に紅い弧を描き、キリトに襲いかかる。
だが、キリトも流石の反応速度だ。
無駄のない動きで頭上に愛刀を掲げ、翅を広げて迎撃態勢に入った。
だが、ユージーンの剣はキリトの剣を透過してキリトを襲った。
ダガァァァァン!!という爆音と共に、キリトの胸の中央に炸裂した斬撃は巨大なエフェクトフラッシュを爆発させた。
キリトの姿は暴風の中の木の葉のように叩き落とされて地面に突き刺さった。
「な、何!? 今の……」
リーファの問いにアリシャが答える。
「魔剣グラムには『エセリアルシフト』っていう、剣や盾で受けようとしても非実体化して透過するエクストラ効果があるんだヨ!」
「そんな……!」
リーファがキリトのHPゲージを確認するより速く、土煙の中から矢のようにキリトが飛び出した。
ホバリングするユージーン目掛けて、一直線に突進していく。
「ほう……よく生きていたな!」
嘯くユージーンに向かってキリトは
「なんだよさっきの攻撃は!」
お返しとばかりに剣を叩きつける。
ガン、ガァン!と撃剣の音が立て続けに響いた。
他のものには捉えきれない程のキリトの連続攻撃を、ユージーンは的確に両手剣で弾き返していく。
そして、連撃にわずかな間が空いた、その瞬間。
再び、ユージーンの剣が牙を剥き、横薙ぎに払われる剣を、キリトが反射的に己の剣で受けようとする。
しかし、先ほどと同じように刀身が霞み、直後キリトの腹に深々と食い込んだ。
「ぐはぁぁっ!!」
肺の中の空気を全て吐き出すような声を上げながら、今度は宙をくるくると吹き飛ばされる。
キリトは、翅をいっぱいに広げてブレーキをかけ、どうにか踏みとどまる。
「……効くなぁ……
てかもう30秒経ってんじゃないのかよ!」
喚くキリトに、ユージーンは不敵に笑った。
「悪いな、やっぱり斬りたくなった。首を取るまでに変更だ」
「この野郎……絶対泣かせてやる」
キリトは両手剣を構え直した。
ユージーンが翅から赤い光の帯を引いてスラストをかける。
その攻撃を、キリトがランダム飛行で危なっかしく回避していく。
絡み合う2本の飛行軌跡が空に複雑な模様を描き、時々パパッとエフェクトの光塵を散らしてはまた離れる。
キリトのHPは既に2度の被弾によって半分以上減少している。
と、不意にキリトが振り返り、右手を突き出した。
彼の手が黒く輝き、ボン、ボボボボン!と2人の周囲に真っ黒な煙がいくつも爆発した。
幻惑系の包囲魔法。いわゆ
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