番外編
零との絆、その後 〜零へのプレゼント〜
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山田先生から逃げた後、自宅に行き、零とゲームで遊んでいた。
『えい・・・この、やっ!!くっ・・・」
「・・・AIは成長するのが厄介ですねぇ・・・戦闘をするたび、雷神のようにパワーアップしていく・・・」
『ここですっ!!・・・でも、まだ雷神は一次移行しかしてませんよ?ご主人様?・・・それに、』
「まだまだです!!・・・それになんですか?」
ゲームをしながら話し合う彼方と零
『あ〜また負けちゃった・・・非固定浮遊部位(アンロックユニット)も付いてないんですよ?ご主人様の機体・・・それに第二形態になるまで、時間がかかりそうですし・・・』
「僕のAIでしょう・・・もうちょっと考えて操作をしてください・・・まあ、たしかに非固定浮遊部位も付いてませんし、第二形態になれませんけど・・・・・ひゃうっ!?」
彼方はいきなり抱きついてきた人、もといロボットに驚いた。
「もう終わったんですか・・・セッティングが」
「はい!!」
彼方は実体が欲しいと言った零の為に実際人間とはほとんど違いが無い(違うのは中身だが、できる限り彼方は中身も忠実に再現した。食事や、トイレ、器官の動きなど)ロボットを作った。
「有難うございます・・・ご主人様///」
「・・・ボソッ((やっぱり男子型にしたほうが・・・」
「何かいいましたか・・・?ご主人様?」
相変わらずのSっ気で、こういうのが苦手な彼方にメイド姿でニヤニヤしながら胸を押し付ける。
「やめてください・・・あ、そういえば貴女にプレゼントがあるんでした」
「?」
そう言うと、彼方は立ち上がりプレゼントの所へ向かった。
「!!・・・こ、これって・・・!!」
「はい、貴女の専用機です。名前は・・・風神」
「///うれしいです・・・ご主人様・・・///」
そう言って、我慢ならないのか、零は悲鳴のような声を上げながら機体を探るように見ていた。
「嬉しそうで良かったです((ニコニコ」
予想以上の反応に彼方もついにやける。
{やっぱり可愛いーーーーーー!!!!!やばい、カメラ、カメラ・・・永久保存決定写真だわこれ・・・}
笑顔の彼方を撮れて満足な零だったが・・・
「?後になにかプレゼントボックスが・・・」
「・・・第二のプレゼントです。開けてみてください」
そこにはIS学園の用具が揃っていた。
「・・・明日から学園に通えますよ。セッティングしましたかr」
彼方は言葉を続けられなかった・・・零が抱きついたのだ。
「・・・」
零は黙って、嬉涙を流しながら彼方に軽く抱きついた。
{やっぱり、素直な時は凄く可愛いんですから・・・}
答えるように、彼方はハグに応じた。
その後、しばらく零は彼方と顔を合わせなかった。
・・・顔がしばらく真っ赤だったから。
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