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寄生捕喰者とツインテール
告げられるは詳細
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ナラ、今後幾らでもチャンスはあらァナ』
「あ、カレーの匂い……独自のスパイス……
『いや聞けケヨ? てかその姿でも喰う事ばっかカヨ』


 名残惜しいのか何度も振り向きながら、ジュルリと涎を垂らしながらも扉を開け、此処に入る際入口に陣取り座っていた男が、あれから結構時間がたつのにまだ入り口で黄昏ている様を横目で見やり、関係無いと無視して歩き出す。


「ああ、マスター……俺は何処へ行けばいい? 俺にとっての安息の場(いえ)など、もう此処にしか残っていないと言うのに……(もど)ってこられたのかも、解らないと言うのに……」

「……アレは……何?」
『いい年こいての中二病ダロ』



 身も蓋もない意見でバッサリ切り捨て、二人は帰路へと着くのであった。


「決まり。カレー屋に行く」
『そりゃ金はあるけどナァ……そんなに喰いたかったのかよカレー』
「うん」
『即答カイ』



 否、帰路には着けない様だ。

 次の日のニュースや新聞に、

『謎の大食い少女現る!
 1人で特別メニュー“ジャンボカツカレー” のビーフのロース、ヒレ、豚のロース、ヒレ、チキン、フィッシュ、コロッケ風味、他三種全てを完食! 
驚異の胃袋は正にモンスターガール!』


 との見出しや特集が組まれたのは、また別の話。 

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