マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0946話
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術をそのまま流用出来たタイフーンに対し、ストライクダガーの技術を熟成させて十分に練り込むのが飛鳥計画の機体。そんな風に考えて貰えばいいよ。別にどちらが優れているという訳ではなく、純粋にコンセプトの問題だね』
なるほど。完成させるまでには飛鳥計画の方が時間が掛かるが、その分ストライクダガーの技術がたっぷりと流用されている訳か。
ストライクダガーの技術となれば、当然ビームライフルやビームサーベルといった武器も採用されるだろう。……日本の技術で作り出す事が出来れば、だが。
もっとも、夕呼がいる時点で実はその辺はあまり心配していない。
寧ろ、ビーム兵器を再現出来ないという可能性を想像する事が出来ないと言ってもいいだろう。
何しろ、レモンが認める才能だ。それに子供の霞も、相当に高い知能や技術力を持っている。この2人が協力すれば、ストライクダガーの技術を解析して再現するのはそれ程難しくはない筈だ。
「まぁ、話は分かった。なら、俺としてはその飛鳥計画の機体が出来るだけ早く完成する事を祈っているよ」
『勿論私としても、出来るだけ飛鳥計画を結実させたいと思っている。あの機体が完成すれば、恐らくこの世界の勢力は大きく変わる。……それこそ、リヨンハイヴでは無理だったシャドウミラー抜きでハイヴ攻略が可能になる程にね』
笑みを浮かべてそう告げる崇継だが、正直俺としてはその意見には疑問を持たざるをえない。
いや、勿論ビーム兵器があるのだから戦術機最大の弱点でもある攻撃力不足は解決するだろう。
だが、そのビーム兵器が問題なのだ。
基本的にSEED世界のMSのビームというのは、機体のバッテリーのエネルギーを消費してビームを撃っている。つまり、ビームを撃てば撃つ程に機体の稼働時間が短くなる訳だ。
シャドウミラーの機体のようにブラックホールエンジンを使っているのならまだしも、バッテリーでは……それも、戦術機に使っていたよりも長持ちしても、MSのバッテリーに比べると、どうしても性能で劣る。
崇継がその辺の事を考えていないとは思えないんだが。
そう思いつつ、もう暫く崇継との通信を行うのだった。
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