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転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0946話
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にさせているのか、帝国に対しての反発が日増しに強まっていっている。
 この早さで進んでいけば、そう遠くないうちに帝国の従属国の多くが独立運動を始めるだろう。
 さすがに門世界の件の詳しい内容を教える訳にはいかないので言葉を濁すが、それでも大体の予想はついているのだろう。崇継はやがて小さく肩を竦めてから首を横に振る。

『まぁ、アクセルがそこまで言うのなら、こちらとしても無理は言えないだろうね。何だかんだ言っても君達の存在が切り札なのは変わらないのだから』
「悪いな。……それよりも飛鳥計画の方はどうなっているんだ? そろそろ本格的に量産とかされるんじゃないのか?」

 俺達が夕呼との取引で受け取った試作機。あれからそれなりに時間が経っている以上、随分と開発も進んだのではないか。そう思って尋ねたのだが、戻ってきたのは困ったように苦笑を浮かべた崇継の笑顔のみだった。

『君達と一緒にしないでくれないかな。私達の場合は新型機の開発をそう簡単に出来る訳じゃないんだから』
「けど、中国で随分と活躍していると聞いたぞ? それこそEUのEF-2000のようにな」

 EF-2000は、俺達から得た技術により開発が大分前倒しになった。そのおかげで、この前行われたリヨンハイヴ攻略作戦にもそれなりの機数が参加出来ていたのだ。
 ならば飛鳥計画も……そう思ったのだが、どうやら崇継の中では違うらしい。

『勿論無理をすればすぐにでも……そう、あと数ヶ月程度で完成させる事も可能なのは事実だ。けど、それだと急造品……というのはちょっと言い方が悪いが、どうしても満足に君達の技術を熟成出来ないのは事実なんだよ』
「EF-2000は完成したけど、別に急造品って感じはしなかったぞ?」

 グリーヒルと行動を共にして感じたが、純粋に戦術機として考えれば第3世代戦術機の中でもトップクラスの性能を持っているように思えた。
 とてもではないが、間に合わせの急造品といった印象はない。
 そんな俺の顔を見て、崇継は困ったように笑う。

『すまない。ちょっと説明が分かりにくかったか。そもそもの問題だけど、私達の飛鳥計画はアクセルから譲渡されたストライクダガーの技術を基にして現在は改修中だ。それに対して、EUのEF-2000、タイフーンはリニアガン・タンクやガン・ルゥから得たデータをフィードバックして開発を前倒しにされた。ベースとなる技術が違うんだよ』

 なるほど。まぁ、確かにリニアガン・タンクはあくまでも戦車の発展系だし、ガン・ルゥは生産性特化のKMFだ。MSのストライクダガーとは随分違うのは間違いない。
 ……まぁ、ストライクダガーもストライクの量産型の量産型という意味で、高い生産性という意味ではガン・ルゥと似ていないでもないんだが。

『それに得た技
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