マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0946話
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ジンに関しての性能を高める事が確認されたグレイ・イレブンの2つ。
で、グレイ・シックスについては、向こうとしても有効活用の方法をまだ見つけていない為にあっさりとこっちの取り分を多くしてくれた。
グレイ・ナインについては特に必要としていないので置いといて……問題はグレイ・イレブン。
このマブラヴ世界でも唯一G弾として実用化に成功しているG元素だけに、国連……より正確にはその上位組織的な立場であるアメリカとしても、少しでも多く自分達がグレイ・イレブンを確保したがっていた。
もっとも、そのG弾にしても色々と欠点が多いのは既にシャドウミラーでは常識だし、シャドウミラーと関係の深いオーストラリア、日本、イギリスという国連軍の常任理事国の協力もあって、最終的にグレイ・イレブンは8割がこっちの取り分となった。
まぁ、使用した場所で半永久的な重力異常が起きると知れば、普通はそうなるよな。
寧ろG弾を使ってハイヴを破壊してその土地を取り戻したとしても、その悪影響により重力異常が起きるとなれば、普通ならその使用を躊躇って当然だろう。
あるいは人類が圧倒的にBETAに対して劣勢であり、他にどうしようもないような絶望的な状況であればG弾の使用もやむなしと考えるかもしれないが、現状で既にBETAとの戦いは人類側が有利な状況となっている。
地上での戦いは既にリニアガン・タンクやガン・ルゥを大量に配備している人類側が有利で、BETAが新たなハイヴを作ろうとして移動したのや、そもそもそれをさせない為の間引きについても順調に進んでいる。
唯一の難点は人類が優勢になった原因のそれらの兵器がハイヴ内では使えない事だが……その辺に関しても、日本のストライクダガー、アメリカのジン、オーストラリアのシグー、アフリカ連合と中東連合のバクゥ、そして今回の件で仲が深まったとしてイギリスに譲渡したグーンが解析され、それを基にして戦術機が改良されていけばハイヴ内部での戦力不足もいずれどうにかなるだろう。
ちなみに、イギリスに提供するMSだが最初にグーンとゾノのどちらかにするかで迷った。
島国であるイギリスだから、水中用MSの方がいいというのは決まっていたんだが……結局は水中戦のみに適したグーンに決まった。
幾らEF-2000を開発出来る能力を持っているとはいっても、グーンの発展系であるゾノを渡されても解析に時間が掛かりすぎると判断した為だ。
ともあれ、これでイギリスはユーラシア大陸にあるミンスクハイヴ、ロヴァニエミハイヴ、ブタペストハイヴ辺りから海を越えて攻めて来たとしても何とかなる……といいなぁ、とは思う。
まぁ、グーンを解析して更にその解析で得られた技術を戦術機開発に活かすとなると、それなりに時間が掛かるのは間違いない。
それを思えば、もっとも近い
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