第百十八話 平穏
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
平穏を取り戻した大輔達。
そして現在は。
大輔「よし、お前ら準備済んだか?」
エリオ「はい」
キャロ「準備出来たよお父さん。お母さーん」
フェイト「今行くよ。ごめんね待たせちゃって」
大輔「別に気にしてないさ。プレシア…義母さんは一緒に行かなくていいのか?」
プレシア「いいのよ。家族で楽しんでらっしゃい」
キャロ「行ってきますおばあちゃん」
プレシア「(おばあちゃん…私にも孫が出来るのね…)」
何処か感慨深げに天井を見上げるプレシア。
キャロ「?」
フェイト「行くよキャロ」
キャロ「あ、はーい」
こうして大輔、エリオ、キャロ、フェイトはデジタルワールドに向かった。
そしてデジタルワールドで一夜を明かした場所で大輔達はキャンプをするのだった。
ブイモン[獲ったぞーーー!!]
巨大な怪物魚をわし掴み、ブイモンは湖の中から出て来た。
チビモン[わああ!!おっきい!!]
エリオ「キャロ、引いてるよ」
キャロ「あ、本当だ。」
エリオに指摘されると、キャロは釣竿を引いた。
するとそれほど大きくはないけれど魚がかかっていた。
大輔「お、キャロ。釣れたじゃないか」
キャロ「えへへ。私釣りのやり方お父さんに教わったんだよ」
フェイト「そうなの?どうりで大輔のやり方に似てるわけだね」
エリオ「僕達の先生は父さんと母さんでもありますから。」
フェイトが飯盒で米を炊き、大輔がカレーを作っていた。
昔家族でキャンプした時もこんなだったと思いながら釣りを再開した。
チビモン[これ美味しいんだよ]
エア[ああ、知ってるよ。エリオもキャロも好きなんだよこの実がさ]
真っ赤でまるでマンゴーに似たような木の実だが、とても甘く、程よい酸味があるために本宮家の家族が全員好んで食べる。
ブイモン[おーい、これどうするんだ?]
ブイモンの手にはブイモンの手から逃げようとピチピチと跳ねている魚。
今より子供の頃、何度かブイモンに捕ってもらったその魚にエリオとキャロは思わず笑いが零れる。
デジモンは歳を重ねても見た目は全く変わらないから。
キャロ「ブイモン、それ焼いてくれないかな?」
ブイモン[焼く?ああ、丸焼きにして食いたいのか?よし任せとけ!!]
魚を引きずって焼きに向かうブイモン。
気のせいかもしれないが魚の動きが更にピチピチと動いているような気がする。
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ