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ファンタシースターオンライン2 the bluestory
第八話 日常編 其ノ一
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アリア「うー…///」

寝顔を見られた恥ずかしさに顔を赤くしたアリアは再びジルベールの上でうつ伏せになり、布団を頭まで被った


ジルベール「アリア」

布団から顔だけひょこっと出したアリア

アリア「なに?」


ジルベール「そろそろ起きるか、朝御飯出来てると思うけど…」

アリア「うん」






二人は寝間着のまま一階の台所へむかった















一階の台所の食卓には既に朝食がジルベールとアリアの分がわけられており、美味しそうな湯気を出していた

その台所にナハト家二女のカルアが洗い物をしていた

妹二人は学校に行っているので家にいない


ジルベール「おはよう、カルア姉」

アリア「おはようございます…」


カルア「あらおはよう、ご飯出来てるから」


ジルベール「ああ…」


二人は席に座り、朝御飯を食べ始めた



そして暫くして…






カルア「あら?大変だわ…」


突然カルアの驚きの声が聞こえ、朝御飯を食べ終わったジルベールがカルアの下へ行った



ジルベール「カルア姉?どうした?」

カルア「ジル、アーシアこれ忘れて行っちゃったのよ」



カルアが持っていたのは楕円形の球体に狸の尻尾のような物が着いている物体、通称「マグ」


これは補助的な役割をする小型浮遊ロボットで、様々な形態がある

このマグはジルベールがアーシアに作った自作マグなのである


『アーシア、ワスレテッタ、ワスレテッタ』

とそのマグから甲高い声が響いた

通常は会話機能がないのだが、アーシアが学校にいて寂しくないようにと会話機能をつけたのである



ジルベール「はぁ…仕方ない…俺が届けに行ってくる」


ジルベールはカルアからマグを受け取り、私服に着替えて玄関へと向かった

アリア「あたしも行く」


アリアが台所から出てきて一緒に行こうと玄関に向かった

ジルベール「いや、俺一人で充分、刹那で行くから」

ジルベールは玄関の戸を開けて刹那でその場から消えた


アリア「あ、待って!!」


アリアが玄関から外に出るとジルベールの姿は何処にも無かった

カルア「そんなにジルと行きたかったの?」

玄関からカルアの声がした

カルア「大丈夫、ここでは物騒な事は起きないわ…安心して家で留守番しましょ?」


アリア「はい…」

アリアは家の中に入り、居間で姉と寛ぐ事にした











アークスシップ4 都市エリア ハルシオン学園

私立ハルシオン学園

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