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ファンタシースターオンライン2 the bluestory
第八話 日常編 其ノ一
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ナハト家、ジルベールの部屋
AM8:30

ジルベール「…Zzz…」

朝日の光がカーテンの隙間から差し込み、やさしい朝の訪れであった


そしてその光が寝ているジルベールの目に当たった

ジルベール「…ぅん………」

ジルベールは少し目を開けた

まだ微睡むジルベール、今日は完全オフなのでいつもより遅い寝起きである


ジルベール「……?……なんか……重い…?」

ジルベールが首を上げて見ると、布団が異様に盛り上がっていた


ジルベールは華奢な体である為、こんなに膨らむ事はない


ジルベール「……」

ジルベールは自分の首元まで掛かっている布団を下げた


するとジルベールの体の上に横になって寝ている真っ白な髪の少女がひょこっと出て来た

アリアである

彼女は居候してからずっとジルベールと一緒に寝ているのである

彼女曰く、「ジルと一緒に寝るとぐっすり寝れる」と


ジルベールの幼い時は、ジルベールのベッドに妹のリシア、アーシアがベッドに潜り込んで一緒に寝ていた

あの時は二人だった為、寝にくかったのである

アリアの場合は大人しくすやすや可愛らしい寝息をたてながら寝ているので、ジルベールもそれを見ると安らかな気持ちで寝られるのである


アリア「……すぅ……すぅ……」


ジルベール「……全く…気持ち良さそうに寝やがって……もう少し…寝るか…」

そしてジルベールはまた目を閉じた……










それからしばらく経ち


アリア「……ぅ……まぶしい……」


アリアが窓から差し込む朝日の光によって目を覚ました


ジルベールの上で寝ていた彼女は彼を起こさないようにゆっくりと体を起こさせ、ジルベールの上で跨がった


アリア「う……んっと」


その上で軽く伸びをしてジルベールの寝顔を見た

ジルベール「…zzz…」

静かに寝息をたてるジルベール

大きな鼾はしないので一緒に寝ても不快感はない


アリア(ジルの寝顔……なんか可愛い…)


アリアは自分の顔をジルベールの寝顔に近付け、指で頬をツンツンとつついた

ジルベール「……っ…ん?」


頬をつつかれた事で起きたジルベール


アリア「わ!」

ジルベール「うおっ!?……なんだアリアか…」

アリア「えへへ…大成功」


どうやら頬をつついて起こさせ、そして脅かすという作戦なのだろう


アリア「ジルの寝顔、可愛いかった…」

ジルベール「な…何言ってる…」

突然言われた言葉に顔を赤くするジルベール


ジルベール「そう言うアリアも寝顔可愛かったぜ…」


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